ジムの開発コンセプト
ブリティッシュ作戦やルウム戦役でモビルスーツの戦術有効性を認めざるを得なかった地球連邦軍。
これまで主役を張った兵器群の世代交代を突き付けられた中で、次期主力兵器と位置づけ、ジオンに対抗、討伐、勝利するための部隊編成を主眼として開発が進められました。
RX-78-2の戦闘データがフィードバックされ、基本性能と汎用性を維持しつつ大幅なコストダウンに成功。
迫る決戦を前に急ぎ量産された「ガンダムの量産化ver.」です。
試行錯誤された主力モビルスーツ
一年戦争が開戦し、モビルスーツの脅威を思い知らされた地球連邦軍。
危機的状況に陥り、対抗兵器の配備が急務となってしまいました。
そこで、回収したザクを改良した試験機「ザニー」のデータに加えて、開発中であったRXシリーズの基本設計と一部の実験データを基にモビルスーツの量産を決定します。
すなわち、テストレベルの機体で部隊を編成しようしたのです。
この時の機体が「先行量産型」と呼ばれるジムです。
画像はジム改ですが、この機体と とても似たフォルムをしています。
いきなりの量産は苦渋の決断であったようです。
この機体は「試験的な量産」と位置付けられてはいましたが、性能は劣悪。
ただし、この事で一定の基礎技術を得る事が出来たので、スペックや設計の調整が図られ、0078.10月頃までに48機がロールアウト。
これが「前期型」と呼ばれるジムです。
やがて、ガンダムの運用データが届く頃になると、生産ラインや整備性のマイナーチェンジが施され、地球連邦軍の本拠地であるジャブロー等で288機がロールアウト。
これが「後期型」と呼ばれるジムです。
コこまでで合計、400機程度の機体がロールアウトしたヨ。
後期型までは開発と量産が同時進行したため生産体制も整わず、機体性能の個体差、バラつきが散見されました。
その後は規格が定まり、装甲材のグレードダウンや武装の簡易化なども施され、大幅なコストダウンに成功。
およそ3400機がロールアウトされ、ジムは最終的にガンダムの1/20のコストで出来ていると言われています。
「RGM」 ジムの型式について
ジムの型式はRGM-79と表記してあります。
- Rは、地球連邦軍所属の意味。
- GMは、量産機(ジム系)の意味。
- 79は、開発番号。
という設定になっているそうです。
ジムキャノン系は「RGC」と表記されます。
「GM」の意味ハ、
- Gundam type Mass-production model
- General Mobile-suit
- Gundam Model
等の説があるヨ。
また、末尾に「C」とか「S」とか、アルファベットが付与してある事がありまが、これは、
- バリエーション
を意味しています。
ジムのバリエーション
コストの大半を占めたコアブロックシステムは、RGMの規格から除外されました。
この事で、機体内の容積が広く確保され、出力のチューンナップや寒冷地戦、狙撃任務などに適応できるカスタムを比較的容易に施せるようになったのです。
これらの要因により、ジムは多岐に渡るバリエーションがラインナップされています。
RGM-79[E] 先行量産型ジム
机上の設計を基に、ほぼ運用データが無い中で試験的に量産された機体だヨ。
画像のジム改に似たフォルムをしているヨ。
RGM-79[G] 陸戦型ジム / ジムスナイパー
先行量産型を陸戦向けに改修した機体だヨ。
スナイパーは、狙撃ユニットを携行させた機体のことを言うヨ。
RGM-79D ジム寒冷地仕様
主に拠点防衛を担う機体で、通信性能が特に強化され寒冷地対策を施された機体だヨ。
RGM-79G ジムコマンド
次期主力量産機のデータを取集する目的も含まれる機体で、ジムⅡの開発につながるヨ。
この機体は、主にコロニー等 重力下で運用されたヨ。
RGM-79GS ジムコマンド宇宙仕様
ジムコマンドを宇宙用に改修し、そのデータも次期量産用に回収されたヨ。
RGM-79L ジムライトアーマー
「前期型」を中心に不具合が多発。
多くのパイロットから非難殺到したヨ。
ソの機体の不具合を改善し、機動性を重視して軽量化させた仕官用のカスタム機ダヨ。
RGM-79SC ジムスナイパーカスタム
ジムライトアーマーの一方で、あらゆる任務に対応する万能性を求めた仕官用カスタム機ダヨ。
RGM-79SP ジムスナイパーⅡ
ゲルググに対抗して開発された機体だヨ。
カタログスペック上はガンダムを上回り、完成度も高かったそうだケド、高コストで少数生産に留まったみたいダヨ。
TGM-79 ジムトレーナー
実戦配備に適さなかった機体をパイロット育成用に改造された機体ダヨ。
型式から軍所属では無かったみたいだネ。
RGM-79C ジム改
バリエーションが増え過ぎた中、一旦統一する意味で改修された機体。
終戦間際辺りから配備された機体だヨ。
RGM-79N ジムカスタム
エースパイロット用の機体として終戦後に改修されたヨ。
マグネットコーティングも施されたケド「特徴が無いのが特徴」と言われていたヨ。
RGM-79Q ジムクゥエル
ジムカスタムをティターンズ向けに改修した機体ダヨ。
主に暴動の鎮圧やジオン残党狩りに使用されたヨ。
ジムの長所と短所
ジムは「規格品」ではありますが、上記のようにたくさんのバリエーションがあり、用途に応じてカスタムされています。
ジムの長所
- ベース機 ジムが規格化されているので、メンテナンスパーツや応用技術の管理を集約できる。
- 上記により、機体もパーツも一気に大量に生産できるので、コストを抑える事ができる。
- その削減コストを、別のバリエーション開発やカスタムに充当できる。
- これらにより、様々な属性のラインナップが充実する。
- それを組み合わせる事で、部隊編成の柔軟性を持ち、連携による戦術適応の幅が広がる。
戦場の絆的事象でしょうか。
互いの性能を補い合いながら、戦うことができるのです。
また、コックピットも規格化されているので、修正程度の訓練で他のバリエーション機の操縦も可能です。
これは不測の事態が起こり続ける現場の人事転換を容易にし、状況に即応できる大きなメリットとなりました。
ジムの短所
- コストや数を整えるのが主眼であり、平均的なスペックの域を出ない。
- 機体ベースが規格品なので、上記も踏まえ、施せるカスタムに限界がある。
- 強引にハイエンド化すると、規格化・量産化されたパーツの意味が無くなり、余計にコストが掛かる。
- これを行うと 結果、何だかんだで結局は中途半端な性能に留まる。
- ジムシリーズの技術成長は、マイナーチェンジ程度の緩やかなものとなる。
規格品だからこその平均的な性能と汎用性。
さらに、量産化と多岐に渡るバリエーションも相まって、部隊編成上の「つぶしがきいてしまう」ので、良くも悪くも、
しばらくはこのままで行けるね。
となってしまいました。
ガンダムの役割とジム
このようにジムは平均点レベルの 広く、浅く、まんべんなく色々な事に対処できるバリエーションを揃える事が出来ます。
水中用の「RAG-79 アクアジム」なる機体もあったみたいだヨ。
ただ、これを「狭く、深く」した特化型の性能や新技術を規格品のジムに求めるのは難が多すぎます。。
ガンダムの立場
ガンダムの型式番号は「RX」から始まります。
- R=地球連邦軍所属
- X=試作機
ガンダムは「one off」
とまでは言えませんが、いわゆる「特注品」ですので、規格化されていない大胆な事を試す。やってみる。壊してみる。
新規の技術や特化型の性能については、RXシリーズが担います。
そのデータを量産機にフィードバックし、活用されるのです。
「RX」は「RGM」の引き立て役
ガンダムを始めとする「RX」シリーズは主役の様な取り扱いをされていますが、見方、言い方を変えれば ただの「実験台」です。
「モルモット」と言う表現をされていた事もあるヨ。
例えば、
- RX-78(ガンダム)
ザクを凌駕する為、新技術のフィールドモーターを用いた駆動システムを本格導入。
良好な性能を示したため、量産向けに規格化しRGM-79(ジム)に標準装備した。
- RX-78(ガンダム)
困難であったモビルスーツへのビーム装備を実施。
新技術を活用して良好な実績を残したため、RGM-79に「ビームスプレーガン」と「ビームサーベル」を標準装備した。
- RX-78-3(ガンダム)
- RX-78 NT-1(アレックス)
機体レスポンス向上のため、マグネットコーティングを実装。
効果が実証されたので、後のRGMシリーズにはもちろんの事、一般化されていった。
- RX-178(MkⅡ)
ビーム兵器が普及し、耐弾性より機動性が重視され、スリム・軽量化できる「ムーバブルフレーム」を導入。
RGM-86(ジムⅢ)に一部採用し、それ以降の主力量産機RGM-89(ジェガン)で標準化された。
また、可変モビルスーツ開発には必須の技術となった。
このように、RXシリーズを実験台にして成功や失敗のデータを取集。
その賜物を注入されたのがRGMであり、しかも殆どが「実戦投入」で得た信頼度の高いデータを基にアップデートされて行きます。
戦争末期には生産の技術練度も上がり、ガンダムに見劣りしないスペックのジムは、やられ役と思いきや、実はザクをガシガシ倒しているのです。
型式 | RGM-79(ジム) |
---|---|
所属 | 地球連邦軍 |
重量 | 41.2t |
頭頂部 | 18.5m |
出力 | 1,250kw |
推力 | 55,500kg |
装甲材質 | チタン合金 |
搭乗者 | 地球連邦軍一般兵 |
型式 | RX-78-2(ガンダム) |
---|---|
所属 | 地球連邦軍 |
重量 | 43.4t |
頭頂部 | 18.0m |
出力 | 1,380kw |
推力 | 55,500kg |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
搭乗者 | アムロ・レイ |
ジムの役割
これらをまとめると、ジムの役割とは、
- トラブルの少ない安定稼動。
- コストを重視。
- 機体の完成度を高める。
- 部隊編成と数を整える。
「試作品」ガンダムの存在の一方で、ジムは主力量産機として戦局を構成する「完成品」でなくてはなりません。
ボールに代わって上記の役割を満たしたジムが多く配備されれば、部隊編成、作戦展開、戦術の多様性、etc…
すなわち「軍備の底上げと充実を効率的に整える事」を目的としていて、ジムは目立たない脇役と思いきや、実は重要度の高い役割を担っているのです。
まとめ、考察
ジムについて記述しました。
連邦系モビルスーツの中で、筆者が一番好きな機体がジムなので、ジムのいい所、好きなところをまとめてみた感じです。
弱々しいジムの見方が変わったと言う方がいらっしゃれば幸いです。
「ガンダムはジムのために。」
本記事を要約するとこういう事でしょうか。
ガンダムは実験台ではありますが、絶対に稼働させ続けなくてはならない大切な「検体」です。
極端な話、RX-78からデータが採れなくては、連邦のモビルスーツ開発は頓挫します。
V作戦成就の為には、優秀なパイロットが必要なのだよ。
RX-78は高コストで新技術投入のハイエンド機。
しかも軍事機密”AAA”に属します。
しかし、歴代のガンダムは大体 偶発的に民間人が乗ったり、新人パイロットが乗ったり。。
最高機密にしては、脇が甘くはないでしょうか。
でも、それが異常なまでのニュータイプ遭遇率だったりするので、最高の検体として良質なデータが採れたのは否めないでしょう。
めぐり合わせって大事なのですねー。
でも、最前線には出たくないので、筆者はジムスナイパーⅡあたりをあてがってもらえるといいなー。
カッコいいし。
すんません。
以上 余談でした~。
※ジムは色々な諸説、設定があります。
本記事はガンダム入門塾の視点でまとめたものであり、公式設定ではありません。ご承知下さい。
久々の更新待ってました!ありがとうございます!
かずおさん
コメントありがとうございます。
最近、なかなか時間がとれず苦戦しています。
そんな中、このようなコメントを頂き、大変励みになります!
これからも弊サイトを宜しくお願いします。
がんばりまーす!
ご無沙汰しております!そして更新お疲れ様です。
派生機種に目が行きがちですが、通常型も他のMSが3年ほどで代替わりしていく中、ジムⅡ、Ⅲと改良を重ね20年近く運用されていた(Ⅲに関しては増産分もありますが)のを見ると、連邦軍の量産型MSとしては決定版と言える機体ではないでしょうか。
私個人が好きなクゥエルも、TR-1として様々な実験に耐えたりと、ポテンシャルの高さを窺わせます。
名無しの退役軍人さん
コメントありがとうございます。
モビルスーツの祖先や元祖みたいな取り扱いは「MS-06」という見方がありますが、モビルスーツの成熟、スタンダードと呼べる機体は「RGM-79」に他ならないと思います。
終戦後、ジオンの技術は接収されていきますが、モノアイやスカートのような良い所は活かされ、一方で駆動システムなど基礎動力機構はRGMをベースに進んでいるように思います。
MS-06の技術は陳腐化の度合いが色濃く見えますねー。
量産とはまさに「大量生産」であり、大量生産はコスト低減の利点をもたらします。なのに後付け設定でこんなにバリエーションが増えてしまって。本気で現地仕様とかが現実的だと考えているのか、どれだけいるのでしょうかね。種類が増えて喜ぶのは子どもだけです。コスト低減は同じものを造ることが基本です。いつ混成部隊になるか分からない戦争なら、規格の混乱は戦略上問題になります。ポケ戦以降のジムはあり得ません。初期バリエーションのジムキャノンすら危うい。汎用になりつつあったガンダム(ジム)の使用法からバズーカ砲やらロケット砲やらを携行すれば良いんですから。
あとスナイパー系は狙撃するのになぜ重装甲?意味不明
ジム好きさん
コメントありがとうございます。
うむぅ。
ぐうの音も出ないです。
確かにジムキャノンの存在は、いや、むしろキャノン系モビルスーツは補助携行装備のバズーカ砲などで目的を補えると言えます。
そっちの方がラインナップを増やさずに管理もコストも低減できるハズです。
ただ、面白みに欠けてしまうので、おっしゃる事は100も承知の上でバリエーションの事は大目に見て頂ければ。。<(_ _)>
また、スナイパーは狙撃任務特化の機体では無いものもあるので、ネーミングがミスっていますよね。
性能を欲張りすぎた感じですかねぇ。
ごめんなさい。
ぴろすけさんを困らせるつもりはなかったんです。僕もジムキャノンやライトアーマーは好きですから。スナイパーカスタムはヘビーアーマーとかの名前だったら好きになれたと思います。ただ、ガンダムエースとかで次々とバリエーションが増えるとプラモ販売戦略みたいで嫌気がさします。結局、無理に受け入れずに自分でラインを引こうかと。そんな楽しみ方でも良いのかなと思っています。
直接関係ないですが誰々専用機というのもどうなんでしょうか。いつ戦死するか分からないのに時間と費用をかけてカスタマイズなんかするんでしょうか。昔の戦争ではせいぜい撃墜マークくらいでしょ。ジムなんか2カ月くらいしか稼働していないのに。全塗装とかの余裕なんかないはず!!
ジム好きさん
こちらこそすいません。気を使わせてしまって。。
自分でラインを引くと言う考え方は、すごく新鮮に思えました。
すなわちジム好きさんの公認ジムと非公認ジムがあると言う感じですかね。
汎用性を重んじる量産機なので、変に特化した機体は確かにそんな見方をされるのもアリですね。
新しい切り口で面白いとおもいました。
ジム愛を感じる。(*‘∀‘)アイガーイチバンー!
あと、確かに専用機については仰る通りですね。
言われてみればそうだ。
こういうのもひっくるめてプラモ販売戦略にはめられてる感じがしますね。
でもザクは開戦前から量産が開始されていたので、そんな専用機カスタムはありで良いですかねー。
シャアザクのインパクトはガンダムを語る上では必須なものなので。
何回もコメント頂き、ありがとうございます。
シャアザクは僕もありかなと思いたいです。というのもMSの損耗率が少ない開戦初期~中期だったら、少しずつカスタマイズできそうですから。それにジムとの生産数の差も大きいでしょうし。ジムは2カ月でザクは何年間?少なくとも年単位で生産されているんですよね。無印ジムが300機弱でジム系総数が何千機?より大幅に多いですよね。ザクの総生産数何機ですか?
また話がズレますが、各軍エースの撃墜数を見たことがありますが、アムロを超えるジオンのエースって不自然ではないでしょうか。ジムは終戦2カ月前からでしょ。大量撃墜は混戦エリアじゃないと無理だし、混戦では不意打ちで撃墜される確率がぐんと高くなるはず。ジオンのトップエースは最高でも精々アムロの半分程度のはず。アムロはザクだけを相手にしていた時期があり、機体の性能差が大きい時期もあります。ジオンはいきなり高性能であるジムを相手にしているのも気になります。ボールもMSとしてカウントしているのでしょうか。だとすると地上戦では戦果が上がりませんけど。謎です。
ジム好きさん
いつもコメントありがとうございます。
エースへのカラーカスタムは当該パイロットの鼓舞や、味方への安心感。
逆に相手に対し恐怖や威嚇を与える事ができる心理的要素が強い施しと思います。
たしかヘイルズも「ガンダム」が敵に与える心理的影響を実験したものだったような。
あと、ジオンスコアランキングTOP8でおよそ1200機強の撃墜を果たしています。
これは、ジムの総生産のおよそ1/3にあたります。
この視点から見ても不自然な数値ですよね。。
陸戦型ジム等もありますが少数。
ということはロールアウトから終戦までの2か月で考えると、出会ったら瞬殺されたほどの勢いがないと説明ムズイですね。
うむぅ。同じく謎です。。
別の観点から思いついたことがあります。
初期生産型が低性能で後期生産型で改良されたという説明文を読んだことがありますが、これって試作機であるガンダムで問題の洗い出しができていなかったってことになりませんか? ジムは最初から完成されてないとおかしい。OSの更新で若干の性能向上は認められるとしても、アムロの実戦データのみで完成されたなんてありえない。工業製品が何たるかを知らなすぎる、そうバカにしたくなってしまう。
ジム好きさん
いつもコメントありがとうございます。
また、返信遅くなりスイマセン。。
陸戦型ガンダムはRX-78の極めて厳しかった製造基準をクリアできなかった規格落ち品を集めて作られた機体です。
ただ、基準が極端だったので、規格落ちと言っても運用に十分耐えうるものであったので、RX-78Gは問題なく戦果を挙げる事ができました。
つまり、気合入りすぎで厳し過ぎる基準と規格を設けてしまったため、性能とコストを鑑みた最適値がRX-78では分からなかったのです。
ジム好きさんの仰る通り、これはテスト機としては大問題ですね。
本来ならここで一息いれて、基準の最適を検証する必要があったのでしょうが、来る決戦に向けての時間の制約の中で、RX-78の完成度が良すぎたため、一転、今度は逆に想定値を大幅に引き下げ過ぎてしまいました。
新兵器と量産の狭間で産み落とされた前期型。
もちろん、問題点は性能として直ぐに現れ、それは即座に見直され、後期型のスペックが固まった。
と言う解釈で、ガンダム入門塾は考えています。
初めての量産期としては、色々な設定があり、後付けもいっぱいある欲張りな機体でもあるので、この辺の問題はグレーです。
ただ、ジム好きさんが仰る通り、モノづくりを軽視した設定である事は否めませんね。
この解釈にも賛否両論あると思います。
ぜひ、色々意見も聞いてみたいです。