ジム 【RGM-79】

型式RGM-79
所属地球連邦軍
重量41.2t
頭頂部18.5m
出力1,250kw
推力55,500kg
装甲材質チタン合金
搭乗者地球連邦軍一般兵

ジムの開発コンセプト

ブリティッシュ作戦やルウム戦役でモビルスーツの戦術有効性を認めざるを得なかった地球連邦軍。

コロニー落とし ブリティッシュ作戦

ブリティッシュ作戦(一週間戦争)0079.1.4

2012年8月12日
ルウム レビル 捕虜

ルウム戦役 0079.1.15~16

2012年8月11日

これまで主役を張った兵器群の世代交代を突き付けられた中で、次期主力兵器と位置づけ、ジオンに対抗、討伐、勝利するための部隊編成を主眼として開発が進められました。

RX-78-2の戦闘データがフィードバックされ、基本性能と汎用性を維持しつつ大幅なコストダウンに成功。

迫る決戦を前に急ぎ量産された「ガンダムの量産化ver.」です。

試行錯誤された主力モビルスーツ

一年戦争が開戦し、モビルスーツの脅威を思い知らされた地球連邦軍。

危機的状況に陥り、対抗兵器の配備が急務となってしまいました。

そこで、回収したザクを改良した試験機「ザニー」のデータに加えて、開発中であったRXシリーズの基本設計と一部の実験データを基にモビルスーツの量産を決定します。

すなわち、テストレベルの機体で部隊を編成しようしたのです。

この時の機体が「先行量産型」と呼ばれるジムです。

ぴろすけ

画像はジム改ですが、この機体と とても似たフォルムをしています。
いきなりの量産は苦渋の決断であったようです。

この機体は「試験的な量産」と位置付けられてはいましたが、性能は劣悪。

ただし、この事で一定の基礎技術を得る事が出来たので、スペックや設計の調整が図られ、0078.10月頃までに48機がロールアウト。

これが「前期型」と呼ばれるジムです。

やがて、ガンダムの運用データが届く頃になると、生産ラインや整備性のマイナーチェンジが施され、地球連邦軍の本拠地であるジャブロー等で288機がロールアウト。

これが「後期型」と呼ばれるジムです。

ハロAI強化ver.

コこまでで合計、400機程度の機体がロールアウトしたヨ。

後期型までは開発と量産が同時進行したため生産体制も整わず、機体性能の個体差、バラつきが散見されました。

その後は規格が定まり、装甲材のグレードダウンや武装の簡易化なども施され、大幅なコストダウンに成功。

およそ3400機がロールアウトされ、ジムは最終的にガンダムの1/20のコストで出来ていると言われています。

ジムのコストはガンダムの1/20(推定350億・安!?)

2014年10月21日

「RGM」 ジムの型式について

ジムの型式はRGM-79と表記してあります。

  • Rは、地球連邦軍所属の意味。
  • GMは、量産機(ジム系)の意味。
  • 79は、開発番号。

という設定になっているそうです。

ぴろすけ

ジムキャノン系は「RGC」と表記されます。

ハロAI強化ver.

「GM」の意味ハ、

  • Gundam type Mass-production model
  • General Mobile-suit
  • Gundam Model

等の説があるヨ。

また、末尾に「C」とか「S」とか、アルファベットが付与してある事がありまが、これは、

  • バリエーション

を意味しています。

ジムのバリエーション

コストの大半を占めたコアブロックシステムは、RGMの規格から除外されました。

この事で、機体内の容積が広く確保され、出力のチューンナップや寒冷地戦、狙撃任務などに適応できるカスタムを比較的容易に施せるようになったのです。

これらの要因により、ジムは多岐に渡るバリエーションがラインナップされています。

RGM-79[E] 先行量産型ジム

ハロAI強化ver.

机上の設計を基に、ほぼ運用データが無い中で試験的に量産された機体だヨ。
画像のジム改に似たフォルムをしているヨ。

RGM-79[G] 陸戦型ジム / ジムスナイパー

ハロAI強化ver.

先行量産型を陸戦向けに改修した機体だヨ。
スナイパーは、狙撃ユニットを携行させた機体のことを言うヨ。

RGM-79D ジム寒冷地仕様

ハロAI強化ver.

主に拠点防衛を担う機体で、通信性能が特に強化され寒冷地対策を施された機体だヨ。

RGM-79G ジムコマンド

ハロAI強化ver.

次期主力量産機のデータを取集する目的も含まれる機体で、ジムⅡの開発につながるヨ。
この機体は、主にコロニー等 重力下で運用されたヨ。

RGM-79GS ジムコマンド宇宙仕様

ハロAI強化ver.

ジムコマンドを宇宙用に改修し、そのデータも次期量産用に回収されたヨ。

RGM-79L ジムライトアーマー


ハロAI強化ver.

「前期型」を中心に不具合が多発。
多くのパイロットから避難殺到したヨ。
ソの機体の不具合を改善し、機動性を重視して軽量化させた仕官用のカスタム機ダヨ。

RGM-79SC ジムスナイパーカスタム

ハロAI強化ver.

ジムライトアーマーの一方で、あらゆる任務に対応する万能性を求めた仕官用カスタム機ダヨ。

RGM-79SP ジムスナイパーⅡ

ハロAI強化ver.

ゲルググに対抗して開発された機体だヨ。
カタログスペック上はガンダムを上回り、完成度も高かったそうだケド、高コストで少数生産に留まったみたいダヨ。

TGM-79 ジムトレーナー


ハロAI強化ver.

実戦配備に適さなかった機体をパイロット育成用に改造された機体ダヨ。
型式から軍所属では無かったみたいだネ。

RGM-79C ジム改

ハロAI強化ver.

バリエーションが増え過ぎた中、一旦統一する意味で改修された機体。
終戦間際辺りから配備された機体だヨ。

RGM-79N ジムカスタム

ハロAI強化ver.

エースパイロット用の機体として終戦後に改修されたヨ。
マグネットコーティングも施されたケド「特徴が無いのが特徴」と言われていたヨ。

RGM-79Q ジムクゥエル

ハロAI強化ver.

ジムカスタムをティターンズ向けに改修した機体ダヨ。
主に暴動の鎮圧やジオン残党狩りに使用されたヨ。

ジムの長所と短所

ジムは「規格品」ではありますが、上記のようにたくさんのバリエーションがあり、用途に応じてカスタムされています。

ジムの長所

ジムシリーズの強み

  1. ベース機 ジムが規格化されているので、メンテナンスパーツや応用技術の管理を集約できる。
  2. 上記により、機体もパーツも一気に大量に生産できるので、コストを抑える事ができる。
  3. その削減コストを、別のバリエーション開発やカスタムに充当できる。
  4. これらにより、様々な属性のラインナップが充実する。
  5. それを組み合わせる事で、部隊編成の柔軟性を持ち、連携による戦術適応の幅が広がる。

戦場の絆的事象でしょうか。

互いの性能を補い合いながら、戦うことができるのです。

また、コックピットも規格化されているので、修正程度の訓練で他のバリエーション機の操縦も可能です。

これは不測の事態が起こり続ける現場の人事転換を容易にし、状況に即応できる大きなメリットとなりました。

ジムの短所

ジムシリーズの弱み

  1. コストや数を整えるのが主眼であり、平均的なスペックの域を出ない。
  2. 機体ベースが規格品なので、上記も踏まえ、施せるカスタムに限界がある。
  3. 強引にハイエンド化すると、規格化・量産化されたパーツの意味が無くなり、余計にコストが掛かる。
  4. これを行うと 結果、何だかんだで結局は中途半端な性能に留まる。
  5. ジムシリーズの技術成長は、マイナーチェンジ程度の緩やかなものとなる。

規格品だからこその平均的な性能と汎用性。

さらに、量産化と多岐に渡るバリエーションも相まって、部隊編成上の「つぶしがきいてしまう」ので、良くも悪くも、

連邦の偉い人

しばらくはこのままで行けるね。

となってしまいました。

ガンダムの役割とジム

このようにジムは平均点レベルの 広く、浅く、まんべんなく色々な事に対処できるバリエーションを揃える事が出来ます。

ハロAI強化ver.

水中用の「RAG-79 アクアジム」なる機体もあったみたいだヨ。

ただ、これを「狭く、深く」した特化型の性能や新技術を規格品のジムに求めるのは難が多すぎます。。

ガンダムの立場

ガンダムの型式番号は「RX」から始まります。

  • R=地球連邦軍所属
  • X=試作機

ガンダム【RX-78-2】

2013年8月20日

ガンダムは「one off」

とまでは言えませんが、いわゆる「特注品」ですので、規格化されていない大胆な事を試す。やってみる。壊してみる。

新規の技術や特化型の性能については、RXシリーズが担います。

そのデータを量産機にフィードバックし、活用されるのです。

「RX」は「RGM」の引き立て役

ガンダムを始めとする「RX」シリーズは主役の様な取り扱いをされていますが、見方、言い方を変えれば ただの「実験台」です。

ハロAI強化ver.

「モルモット」と言う表現をされていた事もあるヨ。

例えば、

①フィールドモーターシステム

  • RX-78(ガンダム)

ザクを凌駕する為、新技術のフィールドモーターを用いた駆動システムを本格導入。
良好な性能を示したため、量産向けに規格化しRGM-79(ジム)に標準装備した。

フィールドモーター ミノフスキー技術

フィールドモーターシステム

2013年8月21日

②ビーム兵器

  • RX-78(ガンダム)

困難であったモビルスーツへのビーム装備を実施。
新技術を活用して良好な実績を残したため、RGM-79に「ビームスプレーガン」と「ビームサーベル」を標準装備した。

メガ粒子砲(ビームライフル)

2013年8月20日

ビームサーベル

2013年8月20日

③マグネットコーティング

  • RX-78-3(ガンダム)
  • RX-78 NT-1(アレックス)

機体レスポンス向上のため、マグネットコーティングを実装。
効果が実証されたので、後のRGMシリーズにはもちろんの事、一般化されていった。

ムーバブルフレーム モノポール マグネットコーティング

マグネットコーティング

2013年8月21日

④ムーバブルフレーム

  • RX-178(MkⅡ)

ビーム兵器が普及し、耐弾性より機動性が重視され、スリム・軽量化できる「ムーバブルフレーム」を導入。
RGM-86(ジムⅢ)に一部採用し、それ以降の主力量産機RGM-89(ジェガン)で標準化された。
また、可変モビルスーツ開発には必須の技術となった。

ザク 骨格 フレーム

ムーバブルフレーム

2013年8月21日

このように、RXシリーズを実験台にして成功や失敗のデータを取集。

その賜物を注入されたのがRGMであり、しかも殆どが「実戦投入」で得た信頼度の高いデータを基にアップデートされて行きます。

戦争末期には生産の技術練度も上がり、ガンダムに見劣りしないスペックのジムは、やられ役と思いきや、実はザクをガシガシ倒しているのです。

型式RGM-79(ジム)
所属地球連邦軍
重量41.2t
頭頂部18.5m
出力1,250kw
推力55,500kg
装甲材質チタン合金
搭乗者地球連邦軍一般兵

型式RX-78-2(ガンダム)
所属地球連邦軍
重量43.4t
頭頂部18.0m
出力1,380kw
推力55,500kg
装甲材質ルナ・チタニウム合金
搭乗者アムロ・レイ

ジムの役割

これらをまとめると、ジムの役割とは、

主力量産機 RGMシリーズ

  • トラブルの少ない安定稼動。
  • コストを重視。
  • 機体の完成度を高める。
  • 部隊編成と数を整える。

「試作機」ガンダムの存在の一方で、ジムは主力量産機として戦局を構成する「完成品」でなくてはなりません。

ボールに代わって上記の役割を満たしたジムが多く配備されれば、部隊編成、作戦展開、戦術の多様性、etc…

すなわち「軍備の底上げと充実を効率的に整える事」を目的としていて、ジムは目立たない脇役と思いきや、実は重要度の高い役割を担っているのです。

まとめ、考察

ジムについて記述しました。

連邦系モビルスーツの中で、筆者が一番好きな機体がジムなので、ジムのいい所、好きなところをまとめてみた感じです。

弱々しいジムの見方が変わったと言う方がいらっしゃれば幸いです。

「ガンダムはジムのために。」

本記事を要約するとこういう事でしょうか。

ガンダムは実験台ではありますが、絶対に稼働させ続けなくてはならない大切な「検体」です。

極端な話、RX-78からデータが採れなくては、連邦のモビルスーツ開発は頓挫します。

レビル大将

V作戦成就の為には、優秀なパイロットが必要なのだよ。

量産 ビーム モビルスーツ 運用母艦

V作戦 0079.4.1

2012年8月8日

RX-78は高コストで新技術投入のハイエンド機。

しかも軍事機密”AAA”に属します。

しかし、歴代のガンダムは大体 偶発的に民間人が乗ったり、新人パイロットが乗ったり。。

最高機密にしては、脇が甘くはないでしょうか。

でも、それが異常なまでのニュータイプ遭遇率だったりするので、最高の検体として良質なデータが採れたのは否めないでしょう。

めぐり合わせって大事なのですねー。

でも、最前線には出たくないので、筆者はジムスナイパーⅡあたりをあてがってもらえるといいなー。

カッコいいし。

ぴろすけ

すんません。
以上 余談でした~。

※ジムは色々な諸説、設定があります。
本記事はガンダム入門塾の視点でまとめたものであり、公式設定ではありません。ご承知下さい。

4 件のコメント

    • かずおさん
      コメントありがとうございます。

      最近、なかなか時間がとれず苦戦しています。
      そんな中、このようなコメントを頂き、大変励みになります!

      これからも弊サイトを宜しくお願いします。
      がんばりまーす!

  • ご無沙汰しております!そして更新お疲れ様です。

    派生機種に目が行きがちですが、通常型も他のMSが3年ほどで代替わりしていく中、ジムⅡ、Ⅲと改良を重ね20年近く運用されていた(Ⅲに関しては増産分もありますが)のを見ると、連邦軍の量産型MSとしては決定版と言える機体ではないでしょうか。
    私個人が好きなクゥエルも、TR-1として様々な実験に耐えたりと、ポテンシャルの高さを窺わせます。

    • 名無しの退役軍人さん
      コメントありがとうございます。

      モビルスーツの祖先や元祖みたいな取り扱いは「MS-06」という見方がありますが、モビルスーツの成熟、スタンダードと呼べる機体は「RGM-79」に他ならないと思います。
      終戦後、ジオンの技術は接収されていきますが、モノアイやスカートのような良い所は活かされ、一方で駆動システムなど基礎動力機構はRGMをベースに進んでいるように思います。

      MS-06の技術は陳腐化の度合いが色濃く見えますねー。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ぴろすけ

    ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。