機動戦士ガンダムの舞台「一年戦争」は、勃発するまでの 前置き があります。
…とか。
アムロやシャアが活躍する本編は、その前置きを割愛して話が始まっていて、一年戦争が終わっても戦乱が続いていく、ストーリーの大切な根幹が描かれていないのです。
ソれをやってしまう程の動機ってなんダロ?
…とか。
物事の成り立ちには理由があります。
戦争に向かうに当たり、人や組織の利得や思惑、権利等 色々な要素が重なり合っているのです。
これを知る上で、非常に参考になったのが「機動戦士ガンダム the ORIGIN」で、ガンダム入門塾がおススメする教科書みたいなものです。
なぜ、機動戦士ガンダム the ORIGIN をおススメするのか?
「機動戦士ガンダム the ORIGIN」の作者は、
- 安彦良和さん
と言う方。
安彦良和さんは 1979年、
最初に放映された「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインと作画監督を務められました。
つまり、ガンダムの原作者 富野 由悠季さんに携わりながら、初代ガンダムを世に送り出した一人なのです。
ただ、その時 病気も重なり43話中の10話程にしか参加できなかったそうです。
きっと心残りや悔しさがあったのだと思います。
その後、アニメーター・アニメ監督・キャラクターデザイン・イラストレーターetc…を務められ
- クラッシャージョウ
- ヴイナス戦記
- 巨神ゴーグ
- 機動戦士Zガンダム
- 宇宙戦艦ヤマト
- ダーティペア
- etc…
等、色々な作品に参加されましたが、やがて専業漫画家に転身。
2001年にガンダムエースに連載開始された この「機動戦士ガンダム the ORIGIN」に当たっては、
と言う想いから、このシリーズの作品化を引き受けたそうです。 原作の「機動戦士ガンダム」と「機動戦士ガンダム the ORIGIN」は描いている本質は同じです。 ただ時代が移ろい、ガンダムが世界中で見られるようになり、新しい物議や解釈が出始めてきて、原作では表現・説明できない部分が出始めてきました。 その原作を立案段階から熟知する安彦良和さんが、独自の視点と解釈でそれらを具体化した作品が 「機動戦士ガンダム the ORIGIN」 なのです。 「ガンダム」に関与し、本質を熟知した人が、新しい視点と解釈で新たに「ガンダム」を表現した作品。 そして、満を持してアニメ映画化もされています。 ガンダム入門塾が「機動戦士ガンダム the ORIGIN」をおススメする理由はここにあります。 私は「機動戦士ガンダム the ORIGIN」を読み、運営しているこのサイトをより良いものにしようと決意しました。 なぜなら、宇宙世紀の成り立ちや組織相関、人々の思惑などをハッキリと理解する事で、伝えられる価値観が広がったからです。 ガンダムの根本とも言える知識を得たことで、更に物語に含まれる色々なメッセージやテーゼを感じれるようになりました。 例えば、ニュータイプ。 人を超越する能力を備えながら、結果、人と同じ過ちを繰り返す。 言い換えれば、現代において、どんな主張や結果を示したところで 極論、人は分かり合えない宿命を背負っている。 と言うメッセージを感じる様になったのです。 現に、地球上の何処かで今もなお 戦乱が起こっています。 ガンダムはSFでアニメでフィクションです。 しかし、ただの娯楽ではありません。 観た人の価値観で無限に解釈が広がって行きます。 あなた自身が知らない独自の価値観に気づかせてくれる、表現できるようになる重要な作品なのかも知れません。 安彦良和さんが描く「機動戦士ガンダム the ORIGIN」 あなたはどちらでガンダムを楽しみますか?
違う視点と世界観
ガンダムを楽しむために。
ビジュアルで楽しむ。