新兵器「モビルスーツ」を駆使し、圧倒的戦力による万全を喫した状態で実行したブリティッシュ作戦の失敗・・・・
ジオン公国軍は新たな作戦を実行に移します。
ルウム戦役では、どの様な戦闘が繰り広げられたのでしょうか?
ルウム戦役でのジオン公国軍の目的とは・・・?
ルウム戦役でのジオン公国軍の目的は、

もう一度スペースコロニーを地球連邦軍本拠地・ジャブローへ落下させる事
です。
ブリティッシュ作戦が失敗してしまったので、開戦後侵攻していなかったサイド5、通称「ルウム」で もう一回スペースコローを奪取し、同じ事にチャレンジしようという作戦です。
ただ「作戦」と言うよりも、ブリティッシュ作戦の延長戦、二番煎じと考えた方が正しいのかも知れません。
- ルウム(サイド5)宙域へ進軍
- サイド5、11バンチ ワトホートを奪取し、地球への落下軌道に乗せる
- ブリティッシュ作戦同様、地球連邦軍の防空を搔い潜りジャブローに直撃させる
とにかく地球連邦軍が劣勢に立ってひるんでいる今のうちに、もう一度コロニー落としを実行して今度こそ地球連邦軍本拠地を直撃!
ジャブローを壊滅させ、一気に戦争に終止符を打ちたい。
という思惑があったのですが、当然、二番煎じの同じ手がもう一度通用するのか?
・・誰だってそう思います。
しかしジオン公国はそうせざるを得ない理由があるのです。
長期戦に不利なジオン公国の国力
基礎編でも説明しましたが、ジオン公国の国力は地球連邦に比べ、1/30以下です。
人も兵器も資源も国力も少ない中で、長期戦にもつれ込むと言うのは運営上、非常に困難な事であり不利な要因でしかありません。
そう考えれば、やはり短期決戦で勝負をつけるという以外、有力で効果的なプランが見当たらなかったのです。
この事情により、ドズル・ザビ中将が直接 前線に赴いて作戦指揮を行い、
- 戦艦等の艦艇を130隻以上
- 戦闘艇400機程
- モビルスーツ3000機程
これらを集結させ、数から見ても総力戦とも言える部隊編成でサイド5宙域へ進軍し、「ルウム戦役」は開戦します。

サイトの位置関係は下の関連で解説してルヨ

ドズル専用ザクⅡです。
作戦の絶対成功と、兵士の士気を高めるため、指揮官自らモビルスーツに搭乗して指揮を採りました。
メチャメチャ気合いの入った作戦と言えます。
スペースコロニー落下阻止
ブリティッシュ作戦同様、スペースコロニーを奪取された地球連邦軍。

二度と同じ手を食うか!
という想いや悲壮感から、レビル中将の総指揮の下、
- 戦艦48隻
- 巡洋艦166隻
- 小型武装艦艇118隻
- 輸送艦・補助艦83隻
- 戦闘艇約300機
から成る、およそジオン公国軍の3倍とも言われる戦力を投入して防戦にあたります。
しかし、新兵器モビルスーツの前ではやはり手も足も出ず、次々と迎撃されていくのでした。

エースパイロットの黒い三連星も戦線に参加しまシタ。
それでも、とにかく国力の差と物量に物を言わせ、ルナ2から遅れて40隻から成る艦隊も合流。
コテンパンにされながらもルウム戦役では何とかコロニーの落下を阻止する事に成功します。
捕えられたレビル
ジオン公国軍はブリティッシュ作戦に続き、ルウム戦役でもスペースコロニーをジャブローへ落下させることができませんでした。
ただ、その3倍もの戦力の80%を撃破し、地球連邦軍旗艦「アナンケ」を轟沈。
加えてその艦隊の指令官・レビル中将を捕虜としてとらえることに成功します。

レビル中将も捕まっちゃっタ。

【動画】ルウム戦役の様子
ジオン公国軍も、ブリティッシュ作戦とルウム戦役において、それ相応の戦力を損耗してしまいました。
この事で一旦 体制を整えるべく、ジオン本国のサイド3に帰還する事になります。
ルウム戦役 作戦失敗
ジオン公国軍は、ブリティッシュ作戦とルウム戦役、2度に渡るコロニー落としを ほぼプラン通りに作戦展開する事ができました。
しかし、どちらも「目的未達」という形で作戦終了。
もともと国力が少なかったので、これらの作戦失敗はジオン公国にとって大きな痛手となったに違いありません。
しかし、ジオン公国軍は圧倒的な物量で対抗してきた地球連邦軍のそれらの兵器を、モビルスーツを駆使して壊滅寸前にまで追い込んだ事で、強烈な戦力インパクトと精神的なダメージを植え付けています。
また、地球連邦軍でも指折りの指揮官であるレビル中将を「人質」として捕らえているのです。


ジオンの戦力の前に成す術なく敗れ、捕らわれてしまったレビル中将。
後にこの事が、戦局を大きく動かす要因となります。
このインパクトとダメージを利用し、ジオン公国は、次の行動へ移ります。・・・つづく
要点・まとめ
- ジオンは、モビルスーツの前に完全に後手に回っている連邦軍に対し、もう一度コロニー落としを行う。
- その最中、地球連邦軍指揮官であったレビル中将を捕虜として捕らえた。
- 地球連邦軍も必死の阻止活動を行い、なんとかスペースコロニーの落下を阻止した。
- 双方大きな損害が出たが、地球連邦に比べ国力が1/30のジオン公国は次の一手を打つ準備をする。
さらに強烈なダメージとインパクトを受けた地球連邦。
そんな中、司令官のレビル中将も捕らえられ敗戦を強く意識し始めます。
打つ手がない地球連邦軍。
ジオン公国軍の次の一手とは?
・・・つづく
ただ、これがイグルー設定だと、2回目のコロニー落としはただのブラフで本当はルナツーにこもってた連邦宇宙軍艦隊の壊滅が目的だったとか…
名無しのモビルスーツパイロットさん
コメントありがとうございます。
私的に、2回目のコロニー落としの実施より、その大仕事をやってのける戦力をそのままルナツーとかの宇宙軍殲滅に当てるべきだったと考えています。
地球に対する制空権を得る為には地球を攻撃するより、宇宙を先ずは沈静化すべきかと。
モビルスーツを駆使した戦略は的を射ていて圧倒的だったのでそれは難しいことではなかったのではないかなー。
ジオンが勝利するシナリオは何が正しいのか。
本編は、力点を間違ったり、順番を違えたり、、
それらを正しく精査すればジオンの国力でも十分に勝利していたと思います。
この記事を読んで下さっているみなさんの意見も聞いてみたいですねー。