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ドム 【MS-09】

型式 MS-09
所属 ジオン公国
重量 62.6t
頭頂部 18.6m
出力 1,269kw
推力 58,200kg
装甲材質 超硬スチール合金
搭乗者 ガイア、マッシュ、オルテガ(黒い三連星)・ジオン一般兵

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 ドムの開発コンセプト

重力下に於けるモビルスーツ運用の弱点は、その自重により、移動性能が著しく低下してしまう事にあります。

しかし、他の兵器にはないモビルスーツ独自の万能性や汎用能力は、重力下で活用したい重要な強味でもあります。

重力下に於ける移動性能低下の克服。

この一点に的を絞り開発されたのが、MS-09 ドムで、ザクグフに代わる主力機として量産化されました。

 ヒット・アンド・アウェイ

接近戦に特化されたMS-07 グフの欠点は、

グフの欠点

敵に近づかなければ攻撃できない

事です。

敵に近づくと言うことは、死傷・大破率が上がると言う意味を持ちます。

ただでさえジオン公国は国力が乏しかったので、人も兵器も極力 失いたくは無い。

軍の運営に直結し兼ねないこの問題は、直ちに改善を余儀なくされる課題となりました。

そこで、新たなモビルスーツの運用案として、

新規モビルスーツの運用案

  • 相手敵陣に高速で近づく。
  • 攻撃を加える。
  • 一目散に逃げる。

相手に的を絞らせない程の移動性能を付加し、ヒット・アンド・アウェイ攻撃を想定した「ドム」が、ザクグフに変わる主力モビルスーツとしてプランされます。

 ドムの大重量はビーム兵器開発の遅れ

ドムはホバーリングによる浮遊移動を主体として設計され、移動速度はMAX380kmを超える性能を目指し開発は進められていきます。

その目的に対し、障害となってしまうのが防御に必要である「盾」の装備で、空気抵抗を受けた時のバランスの調整が整わなかった事から、代わりに装甲材を増強する案が採用されました。

「高い移動性能を獲得する」という目的は不変なので、この装甲材の問題は「機体の重量が増す」という、目的に対し あべこべな設計条件となってしまい、技術者達を悩ませる要因となってしまいます。

また、物理的重量を大幅に低減できるビーム兵器の開発が追いつかなかった為、高速移動しながらでもダメージを与えられる可能性が高い、360mm大口径バズーカを基本武装としました。


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ぴろすけ
ドムが装備するジャイアント・バズ
大口径なだけに、大きく重たい装備です。

これら 装甲と装備の問題で、機体の重量はフル装備で80t近くになってしまい、大重量でありながら高速移動。

結果的に、とてもバランスの悪い機体となってしまったのです。

 ドムの装備と攻撃のバリエーション

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ヒット・アンド・アウェイ攻撃を主体としたドム。

その攻撃を行い、ジャイアント・バズを使い果たした後の装備を観てみると、

ドムの標準装備品

  • ヒートサーベル
  • 胸部メガ粒子砲

これらの基本装備が残っています。

ヒートサーベルはビーム兵器ではないので威力は低く、また、接近戦用の装備ですのでドムの運用コンセプトの補助的装備に位置づけされます。

でも、メガ粒子砲を装備してる!

とありますが、これは目くらまし程度の威力で、致命傷を与えるようなものでは無く、黒い三連星がジェットストリームアタックを仕掛ける際にガンダムに向けて使った描写がありますが、かく乱する一つの手段として使われているに過ぎませんでした。

ハロAI強化ver.
(動画)胸部メガ粒子砲 使用例ダヨ(ジェットストリームアタック時)

検証! トリプル・ドム(ジェットストリームアタックは有効なのか?)

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この様に、ジャイアント・バズを打ち終わったら、その他の装備品による攻撃のバリエーションが低く、攻撃力が格段に低下してしまう為、ヒット・アンド・アウェイ攻撃に特化した機体と言っても過言ではありません。

 引き継がれるドムの基本構造

画期的なホバーリングシステムを搭載したドムでしたが、上記の通り、問題点や課題が色々と並んでしまったので、当然のことながら、それらを改善したモビルスーツ「ゲルググ」が後に開発される事になります。

しかし、ドムの下半身の高速移動に適した、通称「スカート」と呼ばれる設計構造は後のモビルスーツ開発に広く応用され、一年戦争が終了した後の 星の屑作戦 で運用された ドム・トローペンや ガンダムZZ に登場する ドワッジ、ドライセンなどにも引き継がれ、重力下仕様機には、ほぼ標準装備化されていきました。


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ぴろすけ
AMX-009ドライセン
後のネオ・ジオンが開発した機体ですが、随所にドムの特徴が見られます

あまり良いところが無かったドムですが、後のジオン系モビルスーツには何かしらドムの面影が残っており、基本構造を決定付けた大きな意味合いを持つ機体となったのです。

 まとめ・考察

MS-09 ドムについて記述しました。

ドムが配備され始めた0079.10下旬は、地球連邦軍のモビルスーツ量産は始まったばかりの頃でした。

ジオンとしては連邦のモビルスーツ開発が本格化し、同等のモビルスーツを所有される前に、更に革新的な技術を導入したモビルスーツを開発しておかなくては、国力を含め莫大なバックグラウンドを持つ地球連邦に、簡単にその技術が模倣され追い付かれてしまいます。

タイミング遅れの統合整備計画と、兵器開発にこだわるジオン軍について

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ドムの開発目的はモビルスーツの高速移動。

やりたい事は単純ですが、それが故に補ったり 誤魔化したりする要素が無く、ドムもグフ同様、ジオンの高性能モビルスーツ開発に於いて その難しさや模索の形が色濃く出た機体と言えます。

でも、実はこのドムMS-09の前の型式

MS-08「イフリート」という機体が存在します。


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ぴろすけ
MS-08 イフリート
ジャイアント・バズを装備しつつも、複数の接近戦用の武装も施されています。

型式を見てもMS-07グフとMS-09ドムの中間に当たる機体で、性能面でもそれらの中間的なものを持ち合わせています。

高機動でありながら特に接近戦を得意とし、その性能はグフを上回ると言われ、とてもバランスの取れた優れた機体です。

ゲルググが開発される前の地上でのモビルスーツ配備は、このイフリートが一番適しているのではないでしょうか。

なぜならドムやグフは、その性能が偏り過ぎて元々備わっている万能性と汎用能力を引き出せておらず、使える局面が限定的になっているからです。

それを踏まえ、ジオンの地球侵攻部隊がイフリートを独自に開発したとされていますが、やはりドムとグフの偏った性能に苦慮した結果がこの中間的な性能を持つ機体に踏襲されている様に見えます。

しかし、地球連邦のオデッサ作戦が成功し、主戦場は宇宙へ移行していった為、イフリートの改良や量産には目を向けられず、8機程度生産されるに留まった様です。

ちなみにイフリートとは、魔人、悪魔、精霊などの意味があり、イフリートに搭載された「EXAMシステム」はそれを描写するかの様ですね。

ぴろすけ
すんません。
以上 余談でした~。
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ぴろすけ

ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。