入門者さんへ おすすめの品

おすすめの品

少しのガンダムの知識があれば、ガンダムの世界はもっと楽しめます。

しかし ガンダムには色々なシリーズがあり、それぞれ時代が異なったりしているので闇雲に手をつけると混乱してしまう事もあります。
ガンダムの世界を更に楽しむには、何から入ったほうがいいのか?

私、塾長のピロスケがそんなあなたにお勧めする ガンダムをより楽しむため必要な品を紹介します。

 機動戦士ガンダム THE ORIGIN

いわゆるマンガ本です。

本編を少し違った視点から見て再構築したストーリーです。

もちろん 主人公はシャアやアムロ達なのですが、DVD等の本編は ガルマ国葬の1ヶ月前辺りから終戦までのお話なのに対し、この THE ORIGIN は戦争が始まる前の話や シャアやセイラが幼少の頃の話、 ジオン・ズム・ダイクンなども登場し、一年戦争の序章から終戦までが描かれています。

私がガンダム入門者だったとき、「なんで本編では戦争がはじまる理由が描かれていないのだろう? そこがある意味最も大事な所なんでは??」と常に思っていましたが、それがこの本で解決できました。

ダイクンとハモンさん 付き合ってました! とか、 本物のシャア アズナブルが登場! など そんな話もあります。

さらにガンダムを深めたいなら必見です。

 機動戦士ガンダム

このサイトで主に紹介している いわゆる「本編」「ファーストガンダム」などと言われる物です。

シャアはジオン・ズム・ダイクンの息子であり、ホワイトベース隊は地球連邦軍が戦争に勝利した主な要因「V作戦」の象徴的部隊で、そのホワイトベース隊にはシャアの妹がいて、ライバルであるアムロがいてガンダムが配備されていて、、
要は 一年戦争を決定付ける一番色濃いストーリーが描かれているのです。

ガンダム入門塾で基礎を習得された方は その知識を基に この「本編」を見れば 映像の描写以外の奥底の心理や世界観 今まで感じることが出来なかった本編の意味や魅力が理解できるはずです。

ちなみに私はカイとミハルのベルファストでの出会いから別れまで、彼らが採った行動を見ると、子供ながらにはかなく けな気な、それでいて戦争に巻き込まれている様を考えると 何回見ても泣けてきます。

あなたの視点で楽しんでください。新しい感動や気づきがきっとあるはずです。

劇場版ではなく TV放送版が絶対にお勧めです。

とは言えど あまり時間がない方は劇場版もどうぞ。

 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY

この物語は上記した「本編」である一年戦争終戦の3年後 ジオンの残党組織の反抗と 新しいガンダム開発計画が中心となるストーリーで この後のストーリー「機動戦士Zガンダム」の導入となる話です。

南極条約に抵触するガンダムGP02の奪取から、再度のコロニー落とし。
ジオンの熱い想いを引き継ぎ、それが故に地球連邦軍内にジオン残党兵討伐組織「ティターンズ」を誕生させてしまう皮肉的内容です。

宇宙世紀が始まって80年。連邦とジオンの遺恨は強く この内容は見てると鬼気迫る感じです。

私はこのシリーズを見て ジオンよ!もっとがんばれー! と思いました。
やっている事は過激だけど志は間違っていない!

劇場版もありますが、個人的な感想としてはかなり端折って構成してあるようで、分かりにくいですのでOVAのシリーズがおすすめです。

  機動戦士Zガンダム

上記 STARDUST MEMORYの続きの話と考えてもいいですが、その話がきっかけで地球連邦軍内に「ティターンズ(地球至上主義)」派閥と「エゥーゴ(宇宙移民擁護主義)」派閥が出来て、対立する話です。

この時 シャアは偽名を使い地球連邦軍「エゥーゴ」に所属しています。
そこに軍を離れていたアムロが合流して共闘したり、ジオン残党「アクシズ」が参戦し三つ巴の争いが起こります。

シャアは政治活動も行いながら最後まで「エゥーゴ」で戦い抜きますが、地球連邦の腐敗した姿を目の当たりにした事で、後に「ネオジオン」を興す動機となる話でもあります。

見どころは ホワイトベース隊に所属していた人物(カイとかハヤトとか カツレツキッカも出ます)が立場を変えてストーリーにかかわってくる所と 一年戦争とは真逆の立場 連邦に与しながらその立場で時代の流れを感じ取っていくシャアの描写。

これも見る人それぞれに感じ方と楽しみ方があると思います。

劇場版とTV版では エンディングが異なりますが、どちらかと言うと TV版がおすすめですかねー。

  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

上記 Zガンダムで増長した地球連邦を目の当たりにしたシャアが潜伏準備期間を経て、自ら「ネオジオン」を組織して連邦政府を粛清しようとする戦いを起こします。

ダイクンの血を引くシャア。
血になぞり結局は1士官1パイロットでは無く リーダーとして時代を変えていこうとします。

永遠のライバル アムロはそのシャアに宿命のごとく最後の戦いを挑みます。

シャアの意思 アムロの立場 それぞれに主張することは間違っていません。

  • ニュータイプの宿命は戦争の道具なのか?
  • それともダイクンが唱えた人類の革新なのか?

この視点で見てみれば あなたはシャアとアムロ どちらを支持するのでしょうか?

アムロとシャアの一年戦争からの戦いに終止符が打たれるシリーズです。

 プラモデル Zガンダム

突然 プラモデルですか?と思われるかも知れませんが、これ色々考えさせられます。

マスターグレードというラインナップの物ですが、このプラモデルはモビルスーツ形態からウェーブライダー形態へ完全変形します。

かなりの部品点数ですが、組み上げていく中 少しずつ達成感も感じつつ 完成して変形させてみた時に感じたのは

  • 「ウェーブライダーは空力学上 多分 飛べんな。。」
  • 「モビルスーツ形態の時は 胸の中は空洞やん」
  • 「プラモデルで変形させると2分は掛かる複雑な変形 本当に0.5秒で出来るのかよ?」

とか感じます。

しかし これを肯定してもう一回プラモデルを触ると

  • 「ムーバブルフレームとマグネットコーティングって組み合わせるとこんな複雑なことが0.5秒でできるのかー」
  • 「胸が空っぽになる分 ジェネレーターは脚に内蔵されているのねー」

など、宇宙世紀の技術をおさらい出来ます。

サブフライトシステムを利用せず 宇宙から大気圏突入し重力下まで あらゆる環境で単独運用できる究極のモビルスーツといわれる所以が理解できます。

 機動戦士ガンダム 第08MS小隊

ガンダム入門塾でも紹介していますが、「本編」のガルマ国葬辺りから終戦間際の地球で繰り広げられたサイドストーリーです。

アプサラス計画を中心としたストーリーで、陸戦型ガンダムやグフカスタムなど登場します。

このシリーズは「生きる」というのがストーリの基礎となっていて、戦争と相反するテーマ 人間ドラマが見所です。

超兵器アプサラスは完成しますが、あれが本来の想定通りジャブローで運用されていれば、地球連邦は壊滅していたかも知れません。
もの凄い破壊力!

 まとめ

紹介した順番に見て頂くのがおススメです。

上記で紹介したシリーズは 宿命のライバル シャアとアムロが活躍している時代の物です。

STARDUST MEMORYや 08小隊には登場しませんが、同じ時代の話で その存在を感じながら見る事が出来ます。

私は これらのシリーズを楽しんでから、ほかの時代 ほかの世界観のガンダムも楽しく観れる様になりました。

ここでは紹介していませんが、機動戦士ガンダムUCは 更に時代が進み、ドズル・ザビの娘 ミネバが登場したりしますが、これらを楽しむ為にも ここで紹介したシリーズを理解していなければその面白さが半減します。

先ずは何から入ればいいかな?と悩んでいる方。 是非 紹介したシリーズを見て楽しんでくださいね。