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人類の革新・進化の形「ニュータイプ」ってなに?

ガンダムを語る上で、避けては通れないキーワードの中に、「ニュータイプ」という言葉が出てきます。

直感が冴え、誤解なく相手や物を理解する能力を持っている ちょっとしたエスパーの様な存在で、主人公のアムロ・レイシャア・アズナブル等がそれに当たります。

地球の自然環境破壊により、宇宙に住む事を余儀なくされた人類

その新しい環境の中で発生する、人類の進化の形とされる「ニュータイプ」

しかし戦争は、その能力をも戦争の道具に変えようとします。

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 人類の革新 ニュータイプ

宇宙世紀に入り、破壊された地球環境を回復させるため、人類は地球から疎開し宇宙に漂う真空の筒「スペースコロニー」で生活をするという「宇宙移民計画」がスタートします。

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スペースコロニー
直径6km、長さ40km程ある巨大な「筒」です。
これを回転させ、その内壁に地球と同じ「1G」の環境を作り、人々が生活しています。

宇宙移民計画は順調に進み、地球にいた90億人もの人口を50年の歳月を費やして20億人にまで減少させる事ができた地球連邦政府は、計画の目途が立ちはじめ、加えて計画運営の世代交代も進んでしまった影響で、地球移民計画の意義や目的を自然と軽視するようになります。

宇宙移民者は、そんな地球連邦政府の怠慢を感じながら、浮遊するデブリや太陽から放たれる放射線等、生命に対して起こり得る 様々な危機要因をスペースコロニーの外壁一枚越しに感じながら生活を営んでいきます。

宇宙移民者は半世紀の時間と共に、それら危機要因を人工的に造りだされた環境の中で一定の緊張感を抱きながらも必然とし、やがて孤立心や独立意欲が高まる過程の中で、第六感ともとれるエスパーの様な能力を持つ人が現れはじめます。

宇宙という新しい生活環境に適合しようとした人類が生まれたのか?

しかし、すべての人がその能力を身につけられた訳ではありませんでした。

 ニュータイプ発生の予測と存在

ジオン・ズム・ダイクンは、ジオン共和国の独立を宣言する前から、このニュータイプについて言及していました。

ジオン・ズム・ダイクンも先に述べた新しい環境に適合する人種が生まれるのでは、と考えていたのです。

ジオン共和国の国家独立の考え方「ジオニズム」の中に、ニュータイプの存在と発生が記されていて、これが民衆に対しての動機付けや政治的意味を持ち、結果、国家独立までたどり着けた大きな要因となりましたが、それは1つの考え方に過ぎず、ジオン共和国内でもニュータイプの存在を半信半疑する声は少なくありませんでした。

ジオン共和国と相反する地球連邦政府は、その考え方や存在を更に軽視しました。

しかし一年戦争が開戦し、ビームをも避けてしまう地球連邦軍のアムロ・レイやジオン公国軍のシャア・アズナブル等の特殊な、ある意味 異様な活躍ぶりに「ニュータイプ」の存在を少しずつ認めざるを得なくなっていきます。

やがてフラナガン博士のように、ニュータイプを研究する科学者が現れたり、その存在を軽視した地球連邦にさえもニュータイプを研究する機関が設立されていきます。

 ニュータイプの能力

そのニュータイプが、実際の戦闘でどのような能力を発揮したかというと、

  • 相手の行動が読める(見える)。
  • テレパシーの様な能力で誰かの危険など察知できる。
  • モビルスーツの性能などを正しく認識できる。
  • 直感で相手の弾をよける事が出来る。
  • サイコミュシステムを使えば、兵器を遠隔操作できる。

といった内容です。

人類の進化 ニュータイプの能力は一般人と比べると戦闘中では大きなアドバンテージになります。

このアドバンテージを用いてアムロ・レイやシャア・アズナブルは超人的な活躍をしているのです。

しかし本来 ニュータイプは、あくまでも人類の革新であり、地球環境を回復させるために宇宙空間を生活の場として開拓した人々の新しい進化の形だったはずです。

その定義を唱えた宇宙移民のパイオニアであるジオン公国自らニュータイプを、戦争の道具にしてはならいのではないか?

ですが、彼らニュータイプの能力は戦局を一変させる力を持っている為、いつしかニュータイプは「最強の戦士」と呼ばれ、その定義は薄れ去り、戦乱の中では貴重で重宝される人材となってしまいます。

 ニュータイプと感応波

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ニュータイプは稀に存在し、外見は普通の人。

外見だけでニュータイプと言うことを判別する事が出来ません。

ニュータイプは戦場で圧倒的な戦力となるので、軍としては喉から手が出るほど欲しい人材になる訳ですが、どこに居るかも分からないニュータイプを探すより、作ってしまえという理論が必然的に発生します。

ニュータイプ研究が両軍で進み、やがてニュータイプの能力は、ニュータイプのみが感じられる脳波のひとつ「感応波」に由来するものである事が解明されていきます。
(関連記事:サイコミュシステム

従って、この「感応波」を普通の人にも感じ取れるようにすれば良いと言う事なのですが、これを付加するには、脳波の調整や深層心理の誘導・改造などが必要となります。

しかし これは簡単な事では無く、この未完成な施術によって廃人になったり、精神崩壊を起こして情緒不安定に陥る人が殆どを占めました。

この様に「感応波」を人工的に感じ取れる能力を付加し、ニュータイプ化された人を「強化人間」と言います。

 ジオン・地球連邦 双方で研究が進められていた強化人間

この強化人間は一年戦争では登場しませんが、倫理に反し 裏ではこの強化人間の研究が進められ、フラナガン博士に至っては 身寄りの無い戦災孤児を実験台にして研究を進めていました。

また、地球連邦軍もムラサメ研究所という機関で、ゼロ・ムラサメと言う強化人間を完成させていたとも言われています。

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ムラサメ研究所で調整された、ゼロ・ムラサメ。
この研究所で5人目の強化人間が、Zガンダムに登場するフォウ・ムラサメです。

人類の革新であるニュータイプが原因で、人体をも改造するという暴挙が始まったのです。

ガンダムの話は、ニュータイプや強化人間の登場によって人種に対する差別などの要素が盛り込まれ、よりヒューマニティな話へ展開していきます。

 要点・まとめ

  • ニュータイプとは宇宙に住むことを余儀なくされ環境の変化に対応した人類の進化と考えられた。
  • ニュータイプはジオン・ズム・ダイクンがサイド3の独立活動を行っていた時から提言していた思想である。
  • 五感(第六感)が発達し、誤解無く人や物を感じ取る事ができると考えられていた。
  • その能力は戦争に利用され、最強のパイロットとして戦場に送り込まれてしまう。

ガンダムのストーリーで最も悲劇的な扱いを受けてしまうニュータイプ。

本来、ジオン・ズム・ダイクンが唱えたニュータイプとは、互いを理解し物事を的確に把握する能力を備え、戦争なんてしなくてもいい精神状態を持つ人間の進化を言います。

劇中の描写は見る人それぞれで解釈が異なると思いますが、その視点でニュータイプを考察してみるのも面白いのではないでしょうか?・・・つづく

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一年戦争を本気で知るならORIGINよ。

「機動戦士ガンダム the ORIGIN」は、一年戦争導入への人間関係や組織相関をビジュアルで示した、ガンダムの根底を知る上で、とても優れた「マンガ」です。

分かりやすイ。
モちろん面白いヨ!


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ABOUTこの記事をかいた人

ぴろすけ

ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。