ジオン・ズム・ダイクンという政治活動家がいました。
所属 | ムンゾ自治区(ジオン共和国) |
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出身地 | 地球(?) |
所属部隊 | – |
年齢 | 59歳(享年) |
階級 | ムンゾ自治区議会議長(ジオン共和国首相) |
能力 | 政治活動・指導者・思想家 |
宇宙移民計画が開始され、環境が破壊された地球は一度 人間の手から離し、自然に帰して復元を待つという考えにダイクンは共感していました。
しかし一方では、地球連邦政府の計画遂行性や態度に疑問を持ち続けていました。
地球連邦政府との乖離とジオン・ズム・ダイクンの活動
地球連邦政府の評議会議員であったジオン・ズム・ダイクン。
宇宙移民計画開始から50年の歳月が過ぎ 時の経過によって本来の目的を見失って宇宙移民計画が中止された事に対し、その立場から地球連邦政府に責任の追及や計画の再案要求など行い、宇宙移民者の政治代弁者として広く認知されるようになります。
宇宙移民計画の再編をベースにした活動は、目的を見失った政府関係者の中で議案として取り扱われる事などなく、ジオン・ズム・ダイクンは次第に地球連邦政府の評議会の中で孤立していくのでした。
発想の転換と独立に向けての主張
孤軍奮闘となったその状況を受け、ダイクンは宇宙移民計画の再編を促す活動を断念。
その代わりに発想を転換し、
宇宙移民計画が事実上とん挫した以上、その影響を直接受けている宇宙移民者が独立を主張することは、ある意味自然の流れとも言えます。
宇宙移民者独立への思想「ジオニズム」
ダイクンは自らの主張を、体系的秩序をもった理論や学説を携えた「思想」として落とし込み、より良い活動環境を求め、地球から一番遠くにあったスペースコロニー郡「サイド3」に引っ越しました。
月の裏側にあり、地球連邦政府からの管理が行き届きにくいというのもサイド3を選択した一つの理由で、そこから国家独立を訴え、支持を求める演説などを行い具体的な活動を開始します。
宇宙移民者にとってダイクンの活動は、やがて大きなムーブメントとなっていきます。
やがて、ジオン・ズム・ダイクンの思想は「ジオニズム」として認知されていきます。
- エレズム
- コントリズム
- ニュータイプの概念
世界観や人生観、日常の生活場面におけるものの見方や考え方を、大きくこの3つに分けて提唱し、特に宇宙に住む事になった人類の革新「ニュータイプ」の出現についても言及し、落胆する宇宙移民者に希望を与えていきました。
ジオン独立宣言
ジオン・ズム・ダイクンの思想に共感する人は多く、その結果サイド3に引っ越してくる人が増え、共感する同士を集めて地球連邦からの独立に向けて活動を組織的に行い、ついにサイド3の独立を宣言。
ジオン共和国
としました。
サイド3
首都は「ズム・シティ」
ダイクンのミドルネームが首都名となっています。
ちょっと待てぃっ!
と釘を刺す地球連邦政府。
自分たちの支配から勝手に逃れることを許すわけがありません。
宇宙移民者と地球連邦政府との確執
地球に残った地球連邦政府高官、政治家、金持ちで特権階級の人たちは 宇宙移民計画を放棄しました。
平和な地球上から過酷な宇宙を見上げ各スペースコロニー群を管理する地球連邦政府は、宇宙移民者が抱える苦悩をもはや理解できず、宇宙移民者たちを見下して生活をしています。
地球に居残り、回復に向かった地球環境を私物化している状況は、宇宙での生活を強いられてきた宇宙移民者たちをまるで侮辱しているかの様です。
しかも、このジオン共和国独立宣言を受け、地球連邦政府はサイド3に対し軍を派遣し警戒を強化した上、経済制裁を加えました。
ガンタンクなどによって軍事圧力がかけられたヨ。
ジオン・ズム・ダイクンの死亡
宇宙移民計画に従った宇宙移民者たちは、それを放棄した地球連邦政府に軍事圧力と経済制裁を加えられています。
こんな理不尽な話があるでしょうか?
憤る気持ちを傍らに、独立を承認させるべく何とか穏便に和解・解決しようとしたジオン・ズム・ダイクンでしたが事態が好転することは無く、しかもそんなタイミングで原因不明の体調不良を訴え、やがてジオン・ズム・ダイクンは命を落としてしまいます。
独立活動の象徴でもあったジオン・ズム・ダイクンを失った宇宙移民者と地球連邦政府との確執は晴れることなく混沌としたまま時間は流れていきます。
・・・・しかし、とんでもない事実が発覚します。 つづく
要点・まとめ
- ジオン・ズム・ダイクンが宇宙移民者達による国家独立の権利を訴えた。
- その思想は、宇宙移民者から大きな支持を受けることになった。
- サイド3を活動の拠点とし、ジオン共和国として独立を宣言した。
- 地球連邦政府からの反発を受け、そんな最中 ダイクンは原因不明の死を遂げる。
現代でもそうですが、大国は自国の脅威を感じると色々な制裁を仕向けます。
正しい制裁もあれば、それはどうかなぁ?と思う制裁もあります。
地球連邦も同じような事をやってしまってます。
ガンダムは起こり得るリアルなストーリーだなぁと改めて感じますが、ついに戦争が!
・・・つづく
宇宙移民者は地球連邦政府から主権独立し、独立国家として生活して行くべきで、それは権利なのである!