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モビルスーツは技術が進化する過程でZガンダムのような可変機能を獲得していきますが、その可変機能に欠かせない技術がこのムーバブル・フレームです。

このムーバブル・フレームは一年戦争時には登場しない技術ですが、今後登場する可変モビルスーツを語る上で切っても切れない事項になりますので、ここで解説していきます。

ムーバブル・フレームはモビルスーツにどの様な影響を与えたのでしょうか?

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ムーバブル・フレームを持たない第一次モビルスーツ

先に申し上げましたが、ムーバブル・フレームは一年戦争時は理論こそありましたが、実用されていない技術です。

一年戦争時に活躍したモビルスーツ達は、一般的に第一次世代モビルスーツと呼ばれます。
簡単に言うと、このムーバブル・フレーム機構が盛り込まれていないモビルスーツを指します。

下記の図を見てください。

0028-05[1]

これは、MS-06 ザクⅡの装甲材を取り外した時の姿です。
黒く見えている部分が、いわゆるフレームと、駆動モーター等ですが、実の所、この状態ではザクⅡは激しく動くことができません。

なぜか?

じつは第一次世代モビルスーツは、外骨格構造なのです。

私たち人間は「骨」によって自重を支えています。
これに対し、カブトムシや甲殻類(カニとか)は、自重を硬い殻で支えています。

ザクⅡも同じような考え方で、自重のすべてを人間の骨に当たる内部のフレームだけで支えることができないので、装甲材に自重を分散し、半外骨格構造と言う形で機体の強度バランスを保っているのです。

つまり、この場合のザクⅡの装甲材は 骨格+装甲+放熱板 と言う3重の役目を果たしているのです。

第一次世代モビルスーツの弱点

この様に、第一次世代モビルスーツは外骨格構造です。

この弱点は、自重を支える強度が必要な為、装甲材がかさばってしまい、関節の稼動範囲を狭めている点です。

みなさんご存知のZガンダムは複雑な変形を行わせる事ができますが、この第一次世代モビルスーツの稼動範囲の狭さは、可変モビルスーツを開発するにあたり大きな障害として立ちはだかりました。

可変機能は当時の第一次世代技術では難しかったこともあり、ドムに見られる様なホバー機能での移動や、グフに見られるサブフライトシステムなどによる長距離移動を採用せざるをえなかったのです。
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サブフライトシステム運用例
グフ+ドダイ

モビルスーツは運用上、単機で高速及び長距離移動できるのが理想であり、まさにZガンダムはその理想を手に入れた究極のモビルスーツであったといえます。

第二 第三次世代モビルスーツの誕生

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Zガンダムの一話から登場するガンダムMkⅡはムーバブル・フレームを使った第二次世代モビルスーツです。

一番分かりやすい例で言うと、百式の足元を見てください。
中のフレームが丸見えです。

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足首部分に注目してください

これが、ムーバブルフレームです。

ムーバブルフレームとは簡単に言うと、自重の全てを内部のフレームで支える構造で、その分 稼動範囲を狭めていた装甲のかさばりが無くなり、複雑な動きを可能にしているのです。
つまり、ムーバブル・フレームとは外骨格から内骨格構造に変化した物です。

この百式の場合、バックパックにはテールバインダーと呼ばれる羽みたいな物がついていますが、これは飛行形態を取り入れた可変モビルスーツを作ろうとした名残です。

そして、Zガンダムの誕生。

ムーバブル・フレームによって稼動範囲が増えた事で、完全可変出来るようになり、加えてマグネット・コーティングがこの頃になると標準化されていた事もあり、素早く変形を行うことができました。
Zガンダムはあれだけの複雑な変形を行うのに対し、変形時間は0.5秒と言う短い時間しか必要としませんでした。
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Zガンダム
ウェイブライダーへ0.5秒で変形します。

こうして可変モビルスーツは第三次世代モビルスーツと呼ばれるようになります。

単機で完全変形し、高速 長距離移動を宇宙でも重力下でも場所を問わず運用出来るようになったので、あらゆる作戦に対応できる超万能機として、後々のモビルスーツの基となります。

まとめ・考察

要約すると

  • 第一次世代 ⇒ 半外骨格構造(モノコック構造)
  • 第二次世代 ⇒ 内骨格構造
  • 第三次世代 ⇒ 内骨格構造+可変システム

となります。

この後、第四次世代 第五次世代と続いていきますが、その後の主力モビルスーツは第二次世代モビルスーツとなっていきます。

はい?
と思われるかもしれませんが、例えば第四次世代モビルスーツはガンダムZZや・キュベレイ・ニューガンダム・サザビー等、大型のメガ粒子砲を備えたりサイコミュシステムによるニュータイプ専用のモビルスーツ等がそれに当たります。
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ニューガンダム
装備されているフィンファンネルはビームバリアを展開する事もできます。
サザビー
ファンネルはもちろん、腹部には大型メガ粒子砲を装備しています。

要は、高コスト+パイロットを選ぶモビルスーツです。

更に第五次世代はモビルスーツにミノフスキークラフトを搭載したクスィーガンダム等がそれに当たりますが、超高コストであるため、もちろん量産出来るわけがありません。
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クスィーガンダム
ブライト・ノアの息子 ハサウェイが搭乗します。

軍事活動、すなわち戦いは「数」が重要になりますので、軍備体制を効率的に整える為には性能とコストのバランスが良い第二次世代モビルスーツの需要が高まり、それが主要モビルスーツとなっていきます。
代表的な例で言えば、逆襲のシャアで登場する「ジェガン」がそれに当たり、宇宙世紀0093~0120年代まで、およそ30年程主力量産モビルスーツを務めています。
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ジェガン
F91やガンダムUCにも登場します。

第一次世代は論外。
第三次・第四次などは戦局によっては必要であった場面もあると思いますが、コストの問題とそれらが仮に破壊・大破した場合は、大幅な戦力ダウンとなってしまい、部隊活動に対して大きな影響を与えると言うデメリットがあります。

サッカーで言うなら、スター選手を軸にチーム作りしてその選手が怪我などで欠場すると、途端に勝てなくなるのと同じですね。

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