ガンダムが走るスピードは、時速何kmなのか?人に置き換えての比較。

ガンダムを始めとする殆どのモビルスーツは二足歩行を主体とし移動しています。

移動する際、歩いたり走ったりする訳ですが、どれくらいのスピードで移動し、それを人間に当てはめてみた時の運動能力はどの様な物なのでしょうか?

ガンダムのスケールを身長と体重に置き換えてみる。

例えば、身長180cmの人で体重75kgの人が100mを10秒で走るとします。

100mを10秒で走るということは、時速36kmです。

これを標準としてガンダムに置き換えてみます。

ガンダムの全高は18.0m 重量は43.4t。

これを上記の180cmの身長の人と同じサイズにスケールダウンすると、1/10となり、重量も体積に比例するので、

ガンダムをスケールダウン

  • 身長180cm
  • 体重は43.4kg

になります。

これはかなり細い。
数字だけ見れば、エヴァンゲリオンみたいな感じなのかな。。

ぴろすけ

EVA初号機
がっりがりのアスリートですね。
細~。

ガンダムの足は速いのか?

本題のガンダムの走力は時速130kmだそうです。

これも1/10にスケールダウンすると時速13km

100mを時速13kmで走れば、27秒になります。

時速13kmは、一般成人男性がランニングする程度の速度で、ランニングとしては結構早いです。

フルマラソン42.195kmを時速13kmで完走すれば、およそ3時間15分掛かります。

市民ランナーとして見ればかなり良いタイムですが、アスリートであれば2時間10分前後で走りますので、それには程遠いタイムですね。

短距離走で考えてもガンダムは「最高時速が13km」ですので、かなり遅いと言う事になります。

人に例えたガンダムは

人に例えたガンダム

  • 身長 180cm
  • 体重 43.4kg
  • 足の速さ 時速13km

背が高くてシュッとしてますが、ちょっと痩せ過ぎ?
短距離走が遅い。
長距離走は早いか?と言えば、市民ランナー程度。

顔もいかついので、もてるかもてないかで言えば、もてない方かも。


ぴろすけ

にらみが利いてます。
ケンカ売ってるみたい

ガンダムの走力を補うスラスター

白兵戦や隠密行動、奇襲攻撃を主体とするモビルスーツの戦術。

この考え方でいけば、機体には「瞬発力」が求められます。

ハロAI強化ver.

コんなにひょろくて遅いのでは歯が立たないナ。。

と一瞬思いますが、もちろん「足」だけに移動能力を依存している訳がありませんよね。

ガンダムにはランドセルや脚部に「スラスター」が付いています。

モビルスーツのスラスター推力って何? 推力の比較

2015年6月3日

このガンダムに搭載されたスラスターは、55.5tもの質量を垂直に押し上げる能力があります。

上記、人に例えたガンダムに当てはめると背中や足に55.5kgの推進能力がある装置が付いていて、このスラスターで「後押し」するので体重が軽い分、効果的に推力を得ることが出来ます。

ガンダムはスラスターを併用すれば約60mジャンプすることが可能で、この性能により足の速いドムを迎撃したり、ドップやマゼラトップに対する対空攻撃ができるのです。


ぴろすけ

軽やかに飛ぶガンダム
対空戦にも対応できます。

このスラスターの性能でガンダムの機動力や瞬発力は補われていますが、それでは「足」自体は何のためにあるのか?

ハロAI強化ver.

ジャンプ時の着地専用にあるだケカ?

と言う疑問が浮上します。

案外頑丈に出来ているガンダムの足

ガンダムはひょろいし、走って遅いのですが、ガンダムの足には足専用のジェネレーターが両足に1基ずつ搭載してあります。

ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(ジェネレーター)

2013年8月20日

この事からガンダムの脚部はスピード重視ではなく、パワー重視で作ってあります。

なるほど!

足が早い遅いだけで物事判断してはだめですね。
「重量挙げ」的なパワー系が得意分野!

ひょろいのにパワーがあるギャップは、もてる要素になるかもしれません。

例えばですが、ランバ・ラル隊の最後、クラウレ・ハモンがギャロップの生活ユニットであるカーゴに爆弾を満載に仕掛けてホワイトベースにぶつけ様とした時、ガンダム1機でこれを止めました。( 21話「激闘は憎しみ深く」)

ぴろすけ

ギャロップです。
全長約50mで、カーゴは後方に見える球体で、通常はギャロップに牽引されています。

ハロAI強化ver.

ガンダムはこうやってカーゴを止めたヨ!

ガンダムの脚部は300tまで耐えれる設計になっていて、ガンダムの重量 43.4tからすると約7倍の許容がある事になります。

ガンダムを人に例えた場合で考えれば、43.4kgのひょろい人が300kgの重さに耐え得る足を持っている。
と言う事です。

例えば、パワーリフティングのデッドリフト競技(置いてあるバーベルを腰の高さまで引く種目)の男子最軽量の59kg級では世界記録が270kg程度ですので、ガンダムはひょろいくせにかなりの力持ちですね。

上記のギャロップ制止でもその性能を発揮し、その他にジャンプして移動することや、対モビルスーツ戦を想定した衝撃荷重に対応できる強度と機構、構造を有しています。

ガンダムはシュッとした見た目と異なり、足は遅くても頑丈にパワフルに作ってあるといえるのではないでしょうか?

まとめ・考察

ガンダムを人に例えた場合

ガンダムのまとめ

  • 身長 180cm
  • 体重 43.4kg
  • 走るのは遅い(100m走は27秒、フルマラソンは3時間15分)
  • 脚力は世界記録ホルダーを軽く凌駕するパワーを持つ(300kgの荷重に耐える)
  • スラスターを併用すれば6mジャンプできて(棒高跳びの記録と同等)、着地時のクッションもいらない。

ガンダムの「足」は、スピードよりパワーを重視して作ってあります。

ガンダムはV作戦の考え方からチームでの連携行動が主だったので、ドムに見られるような単機で自由に早く動けるホバリング等による高速移動能力は不要とは言いませんが、それ程高い優先順位ではなかったのです。

その分、パワーと瞬発力が求められたのです。

パワーと耐荷重についての機体構造は申し分なく、スピードについてはスラスターで補っているため、

「パワーとスピードを兼ね備える」

と言う、バランスのいい機体になりました。

例えばドムは移動スピードこそ速いですが、足が止まってしまうと重量と体積の要因でおそらく取り回しも悪く格闘能力は著しく低下した筈です。

ドムは攻撃の狙いを定めるために居ついてしまう瞬間があり、その様な相手にガンダムの運動能力と瞬発力は非常に有効だったのだと考えられます。

その弱点から、移動能力はもちろん格闘能力もそなえた「ゲルググ」が開発される事になった訳ですね。

でも、ガンダムは見た目 ひょろく見えないよな。
がっちり体系かな。コアブロックシステムのクリアランス等で、実は胴体内部はスカスカなのかもしれん。

ぴろすけ

あぁ、すいません。
以上 余談でした~。




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ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。