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ジオンの戦争プランと「敗北」に向けての戦い

ジオン公国軍は、宣戦布告後のブリティッシュ作戦、ルウム戦役を新兵器モビルスーツを駆使し、一方的な攻撃を仕掛け地球連邦軍を圧倒しました。

しかし、目的であった地球連邦軍本拠地ジャブローへのコロニー落としは成らず、作戦は失敗に終わります。

ただ、強烈な戦力インパクトを地球連邦政府に与えることは出来ていたので、それを利用し南極条約の交渉も強気で臨みましたが、これも失敗。

ブリティッシュ作戦(一週間戦争)0079.1.4

2012.08.12

ルウム戦役 0079.1.15~16

2012.08.11

南極条約 締結 0079.1.31

2012.08.10

ジオン公国は、一年戦争緒戦を確かに優勢で終えました。

しかし所詮それどまりで、各作戦や交渉は結果的にすべて失敗しています。

負けることが許されないジオン公国は、一体どの様なプランを元に戦争を仕掛けたのでしょうか?

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 ジオン公国の戦争プランニング

ジオン公国は、国力が地球連邦に比べ1/30という大差ある不利な状況の中、戦争を仕掛けました。

もちろん勝算ありとの結論に至ったからです。

その切り札は、心血を注いで完成させた新兵器モビルスーツの実戦配備です。

ブリティッシュ作戦は、一週間で作戦が終了したので、別名「一週間戦争」と呼ばれていますが、要はモビルスーツの高い攻撃力や作業能力・汎用性により速やかに作戦を遂行させ、極めて短い期間で戦争を終わらせるつもりだったのです。

ですので、当初のプランニングは

ジオン当初プラン

  • 初戦であるブリティッシュ作戦の成功(ジャブローの陥落)
  • 地球連邦の混乱の中 終戦協定のテーブルに引きずり出し、調印させ 地球連邦の実効支配(植民地化などかな?)

と言う様な流れでしょうか。

もし、ブリティッシュ作戦が成功していたら。ジオン勝利のシナリオとその後

2017.03.25

しかし、相手あっての戦争です。

故に思い通りにならない事の方が多いはずです。

ここで疑問に思うのが、絶対に勝利しなければならない中、上記プランが成らなかった事を想定した「プランB」的な物はあったのでしょうか?

それとも絶対に作戦は成功する完璧なプランだと考えていたのでしょうか?

 ブリティッシュ作戦の真似事? ルウム戦役

ルウム戦役はブリティッシュ作戦の延長戦みたいな物ですが、目的はブリティッシュ作戦と同じで、スペースコロニーを地球連邦本拠地ジャブローへ落とし陥落させる事です。

もう一度同じ事をやろうという作戦です。

確かに地球連邦軍もモビルスーツの圧倒的威力の前に大きく戦力を喪失していましたが、

ジオン軍

一度失敗した事を30倍もの国力がある相手に、確実に成功させられるのか?

この事を考えるとルウム戦役は、絶対に短期決戦で戦争を終わらせなければならないジオン公国軍が、プランBとして練りに練った作戦とは思えません。

しかも、結果 ルウム戦役も作戦は失敗しているのです。

となれば、ジオン公国軍はブリティッシュ作戦に絶対の自信を持っていて、別のプランを立案してなかったのではないかと推測できます。

作戦プランは決め打ちで、ジャブローの陥落が絶対条件であった為、失敗したプランを付け焼刃的にもう一度実行したように見えます。

一方の地球連邦軍としては、ジオン公国軍の目的がジャブローの陥落であったことは、この2つの作戦により明白になりました。

別の見方をすると、作戦が失敗したにも係わらず、芸も無く同じ事を2度繰り返してでもスペースコロニーを落とそうとしたという事は、地球連邦軍の本陣であるジャブローの「短時間」での陥落に執着しているとも解釈できます。

 南極条約の違和感

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地球連邦政府はブリティッシュ作戦とルウム戦役によって予想だにしないインパクトを受け、敗戦を強く意識した時がありました。

しかし、よく考えてみると、ジオン公国軍の脅威は確かにもの凄いものでしたが、ただ結果として残ったのが、ジオンは緒戦の作戦を二度失敗したという事実です。

逆に言えば、地球連邦軍はモビルスーツによる奇襲攻撃に耐え、ジャブローへのスペースコロニー落下を阻止し、ジオン公国軍の思い通りにはさせなかったという事実もそこにあります。

そこで知りたくなるのが、ジオン公国の実情です。

  • 新兵器であるモビルスーツまで開発し、短時間でのジャブロー陥落に執着している。
  • でも2度に渡る作戦は失敗した。
  • 国力は1/30
連邦の偉い人

・・・もしかしたら、本当はジオン公国の方が地球連邦に比べ苦しいのでは?

このような憶測が飛び交う中、ジオン公国は地球連邦に休戦協定を強気な態度で申し入れてきます。

 レビル中将 救出作戦の意義

この時、ルウム戦役でレビル艦隊を率いたレビル中将は、ジオン公国に捕らわれ捕虜となっていました。

レビル中将はこの後、地球連邦軍から救出されるのですが、ドライな考え方をすれば、レビル中将をそのまま捕虜としてジオン公国に拘束させていた方が、地球連邦軍としても戦争の成り行きや交渉事において色々な理由や条件を付ける材料になり得ます。

また、地球連邦軍内にもレビル中将の事をよく思っていない幹部や派閥もありました。

レビル将軍(ヨハン・エイブラハム・レビル)

2017.10.08

それでも救出を行ったという事は、休戦協定に臨む前に ジオンの実情を得るのは最優先事項であったと考えられます。

捕えられたレビル中将は、ジオン公国の実情を掴んでいる可能性がある。

これらの理由から、高い優先順位に位置づけられ救出作戦が実行されたのかもしれません。

 敗戦へのカウントダウン 地球降下作戦

地球連邦軍は、救出作戦を強行しレビル中将を奪回。

無事に救出する事に成功します。

やがてレビル中将は「ジオンに兵なし演説」を行い、目の当たりにしたジオンの内情を暴露した事から、戦争はそのまま継続となり、ジオンが持ち掛けた休戦協定は、戦争をするに当り最低限のルールを定める戦時法協定として締結される事となりました。

ハロAI強化ver.
(動画)ジオンに兵なし演説の様子。
ジオンの思惑は完全に崩れたネ

南極条約 締結 0079.1.31

2012.08.10


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ぴろすけ
南極条約時の会談の様子。
両軍の国旗が掲げられ、対等に協議が行われています。

これでジオン公国軍は想定していたプラン「短期決戦」ができなくなり、底をつきそうな国力を維持・回復させながら戦争を続ける必要がある事から地球降下作戦の実施を決定します。

国力が無い上に長期戦に突入した現実は、圧倒的に不利な立場になったと言えます。

というどころか、長期戦となる地球降下作戦を実行した=敗北を意味しています。

自らの国家の存続をかけた戦争だったにも係わらず、これらの作戦や交渉を成功させられなかった、また、短期決戦用の複数のプランが立案されていなかった事は、ザビ家に支配された国家の運営形態が機能していない事を露呈しています。

この組織力の貧弱さが先行きを読む詰めの甘さにつながり、これら作戦失敗以降の地球降下作戦においても初歩的なミスを連発したジオン公国は、真綿で首を絞められる様に、じわじわと確実に敗戦にむけて戦い続ける事となってしまったのです。

地球降下作戦 0079.2~3

2012.08.09

 まとめ・考察

ジオンの一年戦争緒戦のプランニングについて記述しました。

  • 2度のコロニー落としの失敗。
  • 捕らえたレビル中将を逃がすセキュリティーの甘さ。
  • ハッタリがバレてしまった南極条約交渉。
  • 地球降下エリアを広く取り過ぎてしまい、補給が行き届かなくなるという失態。
  • それにより、こう着状態に陥り、戦争長期化の確定。

宣戦布告(1月初旬)から地球降下作戦(3月末)までの流れを見ると、ことごとく凡ミスを繰り返している事が分かります。

この事実から、ジオン公国は「プランB」を立案しておらず、なんとなく流れと思いつきで戦争をしてる気がるすのは私だけでは無いのではないか。。

この事実をジオンに突き付ければぐうの音も出ない筈。

やはりジオンは敗戦に向けて戦い続けていると言えるのでは無いでしょうか?

ぴろすけ
すんません。
以上、余談でした~。
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一年戦争を本気で知るならORIGINよ。

「機動戦士ガンダム the ORIGIN」は、一年戦争導入への人間関係や組織相関をビジュアルで示した、ガンダムの根底を知る上で、とても優れた「マンガ」です。

分かりやすイ。
モちろん面白いヨ!


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ABOUTこの記事をかいた人

ぴろすけ

ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。