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グフにはなぜ「角付き」しか無いのでしょうか?

シャア専用ザクを始めとする仕官や隊長用のザクには、頭頂部に「角(つの)」が付いています。
(正式にはマルチブレードアンテナと言います。)

一方、一般兵が搭乗するザクには角は付いておらず、頭部はまん丸な形です。

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一般兵が搭乗するザクには角は付いていません。

しかし、ザクの後に陸戦用の主力機として量産化されたMS-07 グフには、基本的に全ての機体に角が取り付けられています。

仕官・隊長の象徴、ステータスとも言える「角」の装備は、なぜ一般兵が搭乗する機体にも施されたのでしょうか?

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 角(マルチブレードアンテナ)とカスタムの意味

ブリティッシュ作戦を始めとする各作戦において、ジオン公国軍はモビルスーツを3機から5機程度の部隊で編成しています。

その部隊の仕官・隊長機には角(マルチブレードアンテナ)が取り付けられています。

これは、仕官・隊長機が部隊の司令塔の役割を受け持つので、通信機能や索敵機能を強化する必要がある為です。

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角(マルチブレードアンテナ)は、仕官・隊長機仕様のカスタムとも言えます。
パーソナルカラーもカスタムの1つで、一定の活躍をする兵への士気高揚、敵への威圧、部下の求心 等々
格好だけでなく、心理的にもカスタムは色々な意味を持ちます。

しかし、グフは隊長機や仕官機のみにマルチブレードアンテナが装備されているのでは無く、基本的に一般兵も搭乗する全ての機体に装備されています。

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グフには角が標準装備されています。

惜しげもなく全ての機体に装備するという事は、もちろん生産コストにも影響を及ぼします。

しかし、これにはグフの開発コンセプトの1つ、「モビルスーツの飛行」という目的が大きく影響しているのです。

・・・んん?
飛行と角。。

なんか結びつかない話の感じがしますが、しばし お付き合いを。。

 グフの開発目的の1つ「モビルスーツの飛行」

ジオン公国軍は、重力下でモビルスーツを運用するに当たり、その自重の影響で機動力を十分に発揮できない問題の解決法を模索・研究していました。

そんな中、高い万能性と汎用能力を兼ね備えるモビルスーツの性能を更に引き出す為に、「グフ・フライトタイプ」の開発が行われる一方で、もう1つのアイディアが「モビルスーツを乗り物に乗せてしまえ」と言う発想です。

グフはモビルスーツの飛行を研究目的とした機体でもあった為、不要な宇宙用の装備などが廃され軽量化に注力されています。

軽量な機体をサブ・フライトシステムと連携させて、とりあえず機動力を補おうとしたのです。


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ドダイYS
サブ・フライトシステムと重爆撃機を兼任する戦闘艇です。
この上部にグフが自立して飛行移動します。

グフはサブ・フライトシステムとの連携で機動力をどの程度補えるのかのテスト機としての側面もあり、ドダイとの連携を前提として前線に配備され、一定のデータと成果を得る事が出来ました。

 グフの角の意味「サブ・フライトシステムとの連携」

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さて、ここで本題の「グフに角が標準装備されている理由」についてです。

重力下での機動力を補う為に、無人機であるサブ・フライトシステム「ドダイYS」と連携をとるに当たり、グフのパイロットがサブ・フライトシステムを無線で操作しなければならないので、機体の通信機能を強化させる必要があったのです。

その理由により、グフの全機に角(マルチブレードアンテナ)が装備される事になりました。

・・・えー。たったそれだけぇ。。?

と思われるでしょうが、もちろん単にサブ・フライトシステムとの連携の為だけに角を取り付けた訳ではありません。

これにはグフの開発コンセプトのもう1つ、「高い接近戦能力」と深い関係があります。

 グフの角の意味「高い接近戦能力」

グフは重力下での運用を前提として開発されています。

宇宙空間でのモビルスーツ運用は、ミノフスキー粒子を散布する事により効果的に隠密性を確保する事が出来ました。

しかし地上においてのモビルスーツ運用は、視界が開ける事と、音や振動も伝わってしまう事で隠密性の確保が困難となります。

その環境下で、目立つ巨体と自重による機動力の低下は、モビルスーツの性能を発揮するに当たり大きな足かせとなってしまうのです。

別の見方をすれば、局面によっては旧兵器である戦車や戦闘機にも狙い撃ちされる「的」となり得ます。

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地球連邦軍 61式戦車
オデッサ作戦でも運用され、連射・斉射に対応する高い砲撃能力を有しています。
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地球連邦軍 コアブースター
高い機動力を誇り、地上戦の制空を担う主力戦闘機です。

ただ モビルスーツには、それら旧兵器には無い色々な局面に対応できる、兵器としては独特の万能性と汎用能力が備わっています。

これらの能力を戦場で活かしたい。

これで着目されたのが、グフの開発コンセプトにある「高い接近戦能力」です。

物陰を利用しながら、損なわれた隠密性を補い、敵の状況や地理的要因などを広く正確に収集し、有利な状況が何かを整理して接近戦に持ち込む。

地上におけるモビルスーツの性能を差別化できるこの戦い方「接近戦・格闘戦」を念頭に置いて、マルチブレードアンテナは改修・改良されていきます。

この改修の程度が良かったのか、グフに装備されたマルチブレードアンテナの索敵機能や各処理能力は非常に完成度が高いものと評価されていました。

これを示した例が、グフカスタムを駆るノリス・パッカード大佐が、3機のガンダムから成る08小隊のデータ・機体配置等を戦闘前に収集して把握し、ゲリラ的戦法で接近戦に持ち込み、08小隊を手玉にとってしまうシーンがあります。

(動画)グフカスタムの索敵能力と攻撃

この様に、グフの開発コンセプト

  • モビルスーツの飛行
  • 高い接近戦能力

この2点において、グフの「角」は無くてはならない大切な装備であったのです。

マルチブレードアンテナも機体によって形状がかなり異なります。
ジオングの物は、サイコミュ通信に重きを置かれた形状となっている様ですね。

 まとめ・考察

グフの角・マルチブレードアンテナについて記述しました。

グフは接近戦や格闘戦において非常に高い性能を有しています。

索敵能力の高さはマルチブレードアンテナの性能に起因していて、グフの戦闘能力を引き上げる大きな要因となっています。

しかしグフは運用上、接近戦用の装備しか無く、敵に近づかなければその能力を発揮する事が出来ません。

すなわち、「敵に近づく=機体の破損率やパイロットの死傷率が上がる」と言うリスクを伴う機体とも言えるのです。

ただ、グフの性能を理解し使いこなせたパイロットは、その能力の高さからエース級の活躍をしています。

そんな仕官機並みの性能が全ての機体に付加されているグフでしたが、次第に戦場から姿を消していきます。

なぜなら、一年戦争時にグフの飛行はグフ・フライトタイプで実現し、サブ・フライトシステムによる高速・長距離移動は、グフの後に量産されたドムのホバーリング機能で補われ、その扱いにくさから活躍の場を奪われていった為です。

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モビルスーツの飛行を実現させた機体
グフ・フライトタイプ

私こと塾長ピロスケは、ジオン系モビルスーツで一番好きな機体がグフです。

なぜなら、ジオンのモビルスーツ開発の系譜の中で、やりたい事が如実に体現されていて、性能が極端に片寄っている癖のあるマニア好みの機体だと思うからです。

モビルスーツを飛ばそうとか、飛行機の上に乗せようとか、敵からしてみれば グフは近距離攻撃用の装備しか無いので近づかなければ何てこと無い機体だとか、そんな事考えつつも一般兵が搭乗するグフのヒートロッドにぐるぐる巻きにされたガンダムはやられる寸前まで追い込まれた事もありました。

振れ幅が広い。

すいません。
以上 余談でしたー。。

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ABOUTこの記事をかいた人

ぴろすけ

ガンダムは好きですが、宇宙世紀でないシリーズは詳しくありません。 シャアとアムロが織りなす世界観が好きなのです! 「塾長」と称していますが、ただの一年戦争ヲタク。 熊本県在住 普通のサラリーマン。 階級は伍長あたりで、もちろんオールドタイプであります。。