ガンダム入門塾 南極条約 締結 0079.1.31 - 2.時代背景・歴史・作戦解説 編
ガンダムの時代背景、その歴史や作戦進行などを解説しています。

南極条約 締結 0079.1.31

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ブリティッシュ作戦ルウム戦役で作戦こそ失敗しましたが、強烈な戦力イメージと地球連邦政府への精神的ダメージを植え付ける事に成功したジオン公国軍は、優勢を維持したまま一気に戦争を終わらせるべく地球連邦政府に休戦への協定「南極条約」を申し入れます。

しかしジオン公国の思惑と違う形でこの南極条約は締結される事になりました。

〇南極条約とは両軍にとってどの様な条約だったのでしょう?〇


ブリティッシュ作戦による、オーストラリア シドニーの壊滅と 総人口の半数45億人の死亡。
ルウム戦役による地球連邦軍の貧弱戦力の露呈。

 

地球連邦政府は、ジオン公国軍のモビルスーツを運用した圧倒的な戦力と、コロニー落としによる精神的ダメージ・・・
加えてコロニー落下阻止の為に投入した艦隊の壊滅とその指揮官 レビル中将を捕虜として捕らえられた事。

それらの要因により地球連邦軍の士気もどん底まで下がり 敗戦を強く意識し始めます。


捕らわれたレビル中将


地球連邦政府ジオン公国がこれほどの戦力を有し、組織的作戦、部隊活動が出来るとは予想しておらず、すかさずジオン公国もこのタイミングで休戦協定を申し入れ、次のコロニー落としの可能性を臭わせながらこの南極条約の早期締結を迫ります。


〇レビル中将の帰還〇


この休戦の申し入れは、ジオン公国の優勢の誇示 つまり、地球連邦政府を支配する形で締結させる事が目的で、この会談は南極大陸で行われたことから南極条約と呼ばれる様になります。

あと一歩で地球連邦政府は敗北を意味する南極条約の締結をするところでしたが、極秘にレビル中将救出作戦を進めていた地球連邦政府は無事にレビル中将救出に成功し、この事により、ジオン公国の条約締結を急ぐ本当の理由が明らかとなります。


〇ジオンに兵なし演説〇


ジオン公国が早期の南極条約締結を目指していた本当の理由は、捕らえられたレビル中将が目の当たりにしたジオン公国の実情で明らかになります。

ブリティッシュ作戦ルウム戦役で武器や兵士を消耗し、もともと国力が地球連邦政府に比べ1/30しか無かったので、本当はギリギリの所で運営されていて、次の作戦に対応できる余力さえ無い事がバレてしまいます。

締結を早めるために次のコロニー落しの可能性を示唆していましたが、そんな余力などある訳もなく、南極条約の早期締結の真相はジオン公国自体の運営が厳しかったからなのです。

つまり、ハッタリをかましていたのです。

レビル中将は俗に言う「ジオンに兵なし演説」を行い、これにより地球連邦政府の士気はメチャメチャ上がり、南極条約の会談も強気に出はじめ、最終的に南極条約の内容は「休戦協定」から戦争する為の最低限ルール「戦時法」に変わり、戦争は長期化する事になりました。

つまり ジオン公国の思惑はかなわず、形成は一気に逆転してしまったのです。


〇南極条約の内容〇


ジオン公国のハッタリがばれた事により、この南極条約はジオン公国が不利な内容に変わってしまいます。


1.大量破壊兵器の使用禁止


・NBC兵器の使用禁止

N=核,B=生物,C=化学兵器 の使用禁止です。
これは、ブリティッシュ作戦ルウム戦役でジオン公国軍がNBC兵器を使いサイド2やサイド5を攻撃し大勢の犠牲者を出したからです。
また、これらの兵器の利用を制限しないと、人類そのものの滅亡が考えられ、ジオン公国軍の本拠地 サイド3などでは地球連邦軍からNBC兵器を逆に使われたらジオン公国そのものが簡単に滅亡してしまうので、このNBC兵器禁止はジオン公国としてもそれ程抵抗無く同意しました。


・大質量投下戦術の禁止

要はコロニー落しの禁止です。
かつて恐竜が絶滅したのは、地球に隕石が衝突し、大量のチリが大気を覆い地球に太陽光が入らなくなり、寒冷化した為です。
コロニーの規模を考えると、まさに人類絶滅する程の環境破壊を招く可能性があるので禁止されました。


2・特定地域、対象への攻撃禁止


・中立地域での軍事行動制限

中立を宣言した地域での軍事活動は制限されました。(通行や宿泊などは可)
サイド6全体が中立地区となり、地球上にも中立を宣言した地域があり、ジオン公国軍は無差別に攻撃できなくなりました。


・月面都市への攻撃禁止

一年戦争開戦当初、月面都市グラナダはジオン公国によって制圧されましたが、その他の月面都市(フォン・ブラウン市など)はジオン公国連邦政府 双方に大きな経済的影響力があったので月面都市への攻撃も禁止されました。


・木星資源船団への攻撃禁止

宇宙世紀(U.C)になり、人類のエネルギー消費は核エネルギー消費への転換が進み、その源力となるヘリウム3を運ぶこの資源船団への攻撃も禁止されました。


3・将兵の人権に関する取り決め


・捕虜の扱い

ジュネーブ条約を原型とした捕虜の人道的扱い


南極条約は概ねこの様な内容となり、国力が少ないジオン公国軍にとって大きな壁となりました。

しかし、ここまできたらジオン公国も引き下がれません。
ジオン公国軍は新たな作戦を展開します。




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