ブリティッシュ作戦 ルウム戦役 ・・・各作戦で成功を収められず、加えて南極条約締結時に国内の実情が明らかとなり、少しずつ劣勢に立ち始めたジオン公国。
そんな中 新たな作戦「地球降下作戦」によって地球に降り立ったザビ家の一族であるジオン公国軍 地球方面軍司令 ガルマ・ザビ大佐が戦死してしまいます。
〇ガルマ・ザビ国葬の本当の目的とは何なのでしょう?〇
ジオン公国の実権は、ザビ家によって握られていますが、そのザビ家の人間にとって始めての戦死者が出ます。
それが3男で末っ子で大佐の ガルマです。
ガルマは男前で、スラッとしてクール(?)な前髪 ジオン公国内ではちょっとしたアイドル的存在でした。
末っ子だった事もあり、デギン公王も最大限の愛情を注いだようで、兄姉からもかわいがられていました。
そんなガルマは地球降下作戦で地球に降り立ち、地球方面軍司令として20歳の若さで最も過酷で重要なポジションを任されます。
ですから、家族や国民からの後押し、応援、期待はとても大きなものでした。
しかし、ホワイトベース隊と交戦し、無念の戦死をしてしまいます。
期待や応援が大きかった反動で、この訃報は一気にジオン公国民や兵士の士気を下げる要因になりかねません。
〇ギレンの思惑〇
ザビ家の長男であるギレン総帥はあせっていました。
ブリティッシュ作戦 ルウム戦役 地球降下作戦・・・各作戦で思うような戦果が得られず、さらに南極条約締結時にジオン公国の国力の無さが露呈されてしまい、加えて各作戦の失敗に次いで、アイドル的存在で地球方面軍司令だったガルマの死は、ジオン公国民が敗戦を意識し始めて一気に士気を下げる要因になるに違いないと・・・。
冷徹なギレン総帥は、国葬を思いつきます。
この国葬で、
「ガルマの死は正義を追求する戦争において身を挺してその意義を示した。」
という趣旨の演説を大々的に行います。(このページに演説内容を掲載しています。)
すなわち、この演説はジオン公国民の地球連邦政府への逆恨みを一層かりたてる目的があり、失われつつある士気の高揚をねらった国葬だったのです。
この国葬には デギン公王をはじめ結果的には家族全員が反対しました。
ガルマに対して愛情が深かった分、静かに安らかに送ってあげたいという考えがあったからです。
しかし、ギレン総帥のゴリ押しでガルマの戦死(10月4日)からわずか2日で国葬は開催されます。(国葬のやり取りは、ギレン・ザビ2のはみ出しメモで触れています)
地球で戦死したガルマの亡骸は2日で届くわけでもなく (2度の爆発の後、炎上で遺体の発見は不可能だった) 結果的に、家族の反対を押し切って国葬は行われ、ジオン公国民と兵士への士気高揚に利用されたのです。
〇ガルマ追悼演説の後〇
この演説により ジオン公国の士気はメチャクチャ上がりました。
ガルマの死はギレン総帥の思惑通り、国民の士気高揚に見事に役立ったのです。
しかし、ギレン総帥の家族の反対を押し切ったゴリ押し国葬は、さらに家族内(ザビ家)の不仲を増幅させ、指揮系統の乱れ 意思の不疎通を招く結果となってしまいます。
この頃から、ジオン公国軍の組織的に貧弱な部分が見え隠れするようになり、最終的には自滅の道へ進む事となります。
しかし、ギレン総帥は別に罪悪感などは無かったようで当然の事かの様にその後の執務につきます。
その態度も家族には良く映っていなかったようです。
地球連邦軍は、このガルマの死を契機として、初の反抗作戦を開始します。・・・つづく
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