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ジオン公国のモビルスーツは色々なコンセプトに基づいて、たくさん機種が存在しますが、その一方、地球連邦軍のモビルスーツは試験・試作機であるガンダム(RX)シリーズが数機ある以外は、ジムを基本とする機体で戦局に応じたバリエーション機があるのみです。

この事に起因するジオン公国と地球連邦の決定的な考え方の違いがあります。

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 ジオン公国軍と地球連邦軍のモビルスーツラインナップ

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ジオン公国軍

  • MS       :ザク・グフ等 モビルスーツ
  • YMS     :ギャン
  • MSM    :ゴッグ・ズゴック等 水陸両用機
  • MAX    :アッザム
  • MA       :ビグ・ザム ザクレロ等 モビルアーマー
  • MAN    :エルメス ビグロ等 モビルアーマー

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地球連邦軍

  • RX       :ガンダム ガンキャノン等
  • RGM   :ジムシリーズ

諸説ありますが、各軍 概ね上記の型式機をラインナップさせています。

 ジオン公国のメリット・デメリット

ジオン公国軍はたくさんのモビルスーツバリエーションを保有しています。

このメリットとして考えられるのは、

  • あらゆる戦局に対応できる部隊編成ができる。
  • 地球連邦軍に高い開発能力を持っているという事をアピールできる。
  • 一年戦争開戦時の戦局を決定付けた「新兵器」モビルスーツを上回る新しい「新兵器」を開発しているのではないか?と言うプレッシャーを与える。

等でしょうか。

逆にこのデメリットとして考えられるは、

  • 開発コンセプトがバラバラで一品製作しているので、設計・実験に対する費用がそれぞれに必要となる。
  • 部品点数が機種に比例して増えるので、メンテナンスを含め管理が大変。
  • 基本操作が機種によって変わるので、パイロットの順応に時間が掛かる。

という所でしょうか。

一年戦争開戦当初 地球連邦軍は「新兵器」モビルスーツを軸としたジオンの戦略の前に手も足も出ず、敗戦を強く意識した時がありました。

それを考えると、上記のメリットにある アピールやプレッシャーはそれなりの効果をもたらすかもしれませんが、これは無形なものなので、費用対効果を算出するのが難しいのです。

無形で算出しにくい事柄にお金を掛けているので、とても非合理的。

デメリットがメリットを大きく上回っていると考えられます。

 地球連邦のメリット・デメリット

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その一方 地球連邦軍のモビルスーツはジムを基に戦局に応じた機体を開発しているので、部品の統一や、基本データの共有が出来ている。

つまりこのメリットは、

  • お金が掛からずメンテナンスを含め管理も合理的
  • 大量生産(量産)しているので、一機当たりのコストを抑える事ができる。
  • 低予算で済めば、別の事に予算を配分できる

等でしょうか。

逆にデメリットとして考えられるのは、

  • モビルスーツの技術成長が緩やかになる。もしくは横ばい。
  • ジムを基としたバリエーション機となるので、何かに特化(水中など)する必要がある作戦に順応できない。(ちなみにジムは特徴がないのが特徴と言われている機体です。これはジムカスタムの事でした。スンマセン)

という所でしょうか。

しかし、地球連邦は南極条約締結時にジオンの国力の脆弱さを知ってしまった為、それを基にどのような兵器保有体制を作るかを分析していました。

短期決戦であると予測したのか、質より量を優先し、モビルスーツだけに頼らず ボールやコアブースター等の既存兵器で補ったりして軍備体制を整えたりしています。

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ボール
ジムとペアで運用される事が多く、ジムを後方から支援する役割があります。
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コアブースター
モビルスーツに比べ速度が速いので、部隊や小隊を援護する役割を受け持ちます。
サブフライトシステムとしてモビルスーツを乗せる事もあるようです。

また、ビンソン計画により戦艦や巡洋艦も再建・再編成されていきましたので、以外にも新兵器と旧兵器がバランスよく整っていきました。

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再編成されていった巡洋艦サラミス(左)と戦艦マゼラン(右)
再建時に簡易的なモビルスーツ運用能力が付加されています。

これらに加え、ジムの戦闘データの親機となるガンダムの完成度が非常に高かった事から、デメリットは帳消しされているような気がします。

 的外れな戦局の読みと、後手に回った施策

国力が1/30しかなかったジオン公国は、1~2ヵ月で終わらせようとしていた戦争が長期化しそうになってきたので、統合整備計画を発令し、同一部品で整備が出来るようにモビルスーツを再設計しましたが 時すでに遅く、最終的に敗戦してしまいます。

しかし、ジオン公国軍は何も考えずに色々なモビルスーツを開発していたのではなく、ちゃんとした目的もありました。

それは、モビルスーツを開発するメーカーの技術開発競争を視野に入れていたからなのです。

競争させることにより、より高性能なモビルスーツを開発させる土壌をつくり、それらを量産化させ優勢に戦局を進めたかったのです。

短期決戦を狙っていたジオン公国軍にとっては、必要な要素であったかも知れませんが、費用対効果と地球連邦との資金力の差 それらの分析が足りなかったも知れません。

 まとめ・考察

ジオン公国、地球連邦 双方の戦争に対しての取り組みが、兵器の保有体制から見え隠れする部分があります。

その差とは、簡単に言うと

  • ジオンは予算に糸目をつけず、高性能な兵器を複数保有し短期決戦を想定したが、兵器性能の着地点を誤った。(ビーム兵器の無装備)
  • 地球連邦はジオンを観察し、単純に兵器を真似るのではなく、必要な事項を取りまとめ低予算でありながら兵器性能でジオンを上回った。

この事で、開戦当初 優勢に戦局を進めていたジオンは、地球連邦にとどめを刺せませんでした。

ビーム兵器を保有するモビルスーツを開戦当時から運用できていれば、ジオンは戦争に勝利していたかも知れません。

一方の地球連邦は、モビルスーツの圧倒的な威力を見せ付けられましたが、南極条約を皮切りにジオンの戦略に違和感を感じ始めます。

そこから必要な事項を整理し、軍備体制を整えて戦争に勝利したのです。
関連記事:ジオンの戦争プランと「敗北」に向けての戦い

ジムに見る合理性が戦争の結末を決定づけたのかもしれませんね。

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