ギャン

型式 YMS-15 重量 52.7t
搭乗者 マ・クベ ジェネレーター出力 1360kw
所属 ジオン公国 スラスター推力 56200kg
頭頂部 18.9m(推定) 装甲材質 超硬スチール合金
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ギャンの開発コンセプト

地球連邦軍のモビルスーツ量産とビーム兵器の標準化。
ジオン公国軍モビルスーツの主力である実弾兵器武装では火力不足という面が露呈されてきた事による次期モビルスーツ開発の中で、接近戦に重きを置いて製作された試作モビルスーツです。



ギャンとゲルググとのトライアウト

オデッサ作戦での敗北で一気に地球上での勢力を失ったジオン公国軍。
同時に地球連邦軍の勢力が一気に宇宙まで達した大きな理由の一つに、地球連邦軍がモビルスーツと言うジオン公国軍と同等の兵力を保有し、実戦配備し始めたからです。

しかもビーム兵器標準装備という高火力を有したジム等は、ジオン公国にとって脅威になり得ました。
それによってあせったジオン公国軍は、ガンダムとほぼ同等の能力を有するモビルスーツ「ゲルググ」と、この「ギャン」を試作し、トライアウトを行いました。

このトライアウトと戦局で総合判断した結果、地球連邦軍の宇宙侵攻による大規模戦闘が予想できた事と、データ的に高い汎用性をもつゲルググがギャンに比べ総合性能が高いという結論になり、ゲルググが量産される事になりました。
それにより、ギャンはマ・クベが搭乗した1機のみ生産されるに終わりました。
つまり、ギャンは戦力外通告されたのです。


超高性能な接近戦専用モビルスーツ

ギャンは、グフでの教訓を生かせていません。
グフの弱点は一言で言うと「近づかなければ攻撃できない」=「大破率とパイロットの死傷率が上がる」=「ジオン公国にとって損害が増える」という事です。

ギャンの武装は、ビームサーベルとニードルミサイルというけん制用ミサイルと浮遊式機雷のハイド・ポンプだけです。
この2つの武装はガンダムに対し、致命的なダメージを与える事ができず、開発コンセプトにもある火力不足問題を全くと言っていいほど解決していません。

しかもニードルミサイルとハイド・ポンプは盾に内蔵されています。つまり、盾をビームサーベルなどで一突きされたら、内蔵されている兵器が一気に連鎖爆発。自爆に等しい状態になります。
どちらかと言うと、「盾」ではなく、「ウェポンコンテナ」です。
それを盾として使うとは狂気の沙汰としか言いようがありません。

しかもギャンは、それ程機動性が高いモビルスーツでもなかったので、間合いを詰める事が難しく、ギャンの接近戦に重きを置いた性能を100%出す事は出来ませんでした。

接近戦能力は非常に高い能力を有していますが、ガンダムとの決戦では、得意とする接近戦で敗北を喫し、いいところ無しで出番を終えてしまいました。


ギャンとガンダムの世界観

ジオン公国軍は、何でギャンを作ったのでしょう?
機体コンセプトがバラバラなので、性能を上手く表現できません。
しかし、ガンダムの中ではギャンは結構みんなの記憶に残っているモビルスーツです。

ガンダムは空想アニメで、モビルスーツという夢の乗り物を私達に提供してくれましたが、ギャンはちょっと西洋チックで遊び心が見え隠れする部分もあると思います。

ガンダムの世界というのは30歳を超えた私にもワクワクさせる物を提供してくれます。
(スイマセン余談でした・・)


U-86 高機動型ギャン [一年戦争編] 高機動型ギャンというのもあるんですって!
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 はみ出しメモ

ジオン公国軍の「総合整備計画」とは?

ジオン公国軍はブリティッシュ作戦での一撃必殺終戦を狙っていた為、一年戦争開戦前はザクシリーズのみを作戦遂行の為の作業用として また迎撃や攻撃用として、3000機程、量産していました。

それと別に作戦成功後の地球連邦軍統治の為に、更に新しいモビルスーツの開発(ドムズゴック等)を行っていましたが、そこには効率性に関わる大きな問題がありました。

ジオン公国軍は短期決戦を望む余り、長期的視野でのモビルスーツ開発を行っておらず、それぞれのモビルスーツが設計から部品形状まで全く別個の物となっていたのです。

つまり、規格の統一などを行っておらず、コストを意識したモビルスーツ生産をやっていなかったのです。

車で例えると、シャシー(車体)は一緒で、それを基にセダンやクーペ、バン等を作る事が効率よい訳ですが(事実、車メーカーはそうしています)、その様なコスト意識を持っていなかったのです。

ハッタリで望んだ南極条約も失敗に終わり、戦争は長期化する事になりますが、ジオン公国は国力も無い上、モビルスーツ製造に多大なコストを掛けていた為、無理矢理コスト削減計画を発令します。

それが、総合整備計画です。

これは、左記にあるギャンの搭乗者 マ・クベ少佐の発案と言われていますが、マ・クベが軍事産業に要求した物は

「ザクの生産ラインで全てのモビルスーツを製造する」

と言うものでした。
つまり、各モビルスーツの構成部品などを規格化して、違うモビルスーツを同じラインで作れるようにし、生産とバリエーションに対するコストを下げようとしたのです。

主な規格統一は

@マニュピレーター(手)の規格統一(手の形状を同じにする事により、他のモビルスーツの武器も使用できるようにする)

Aコックピットの規格統一(搭乗機種が変わっても同じ操縦方法で操縦できるようにする)

B主な構成部材の規格統一(生産部品の互換性を高め、1機当りの生産コストを下げる)

などが主な内容です。

この総合整備計画はUC0079.02に発令されましたが、設計の見直しや互換性の調整などに約4ヶ月を費やした為、その間の新型モビルスーツ開発は全て中止される事になりました。(ドムやゴッグなどは開発が完成に近かった為、そのまま製造された)

その為、新型機 ゲルググも終戦直前に量産される結果となり、総合整備計画で生産されたモビルスーツは活躍の場をほとんど与えられなかったのです。

総合整備計画で製造された主な機体は、
ケンプファー
ザクU改
リックドムU
グフカスタム
ゲルググM

等があり、総合整備計画によって生産されたモビルスーツは非常に高性能であったと言われています。

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